新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

召天者記念礼と墓前礼拝がありました。

 今日は日曜日なので教会でした。毎年日本基督教団では11月の第一主日を召天者記念礼拝の日ときめています。
 実は春にも墓前礼拝があるのですが、こちらは教会歴で決まったものではありません。ですから、しなくてもいいし、イースターの日にしたり、4月の別の日にしたりと教会ごとに違います。
 召天者記念礼拝では礼拝の内容もそれに沿ったものになります。連続してある聖書箇所を説教していても、内容を変えるのです。
 召天者記念礼拝の後には墓前礼拝があります。これは文字通り教会墓地の前で礼拝をするのです。以前教会墓地は教会堂の中や敷地内にありました。
 しかし、いろいろ規制ができたり永眠者が増えて収納できなくなったりで、外部の霊園の中に教会墓地を設置する教会が増えてきました。
 おじさんの教会も20年くらい前に墓地内に敷地を買い13年くらい前に教会墓地を作りました。墓地と言っても納骨堂で
 半地下式で、納骨するのは地下の安置室です。すでに20人くらいの方の遺骨が納められています。ツマクマもその中の一人です。
 納骨堂の地上部分には聖句書いた石板と十字架があります。側面にはキリスト教のシンボルである魚のデザインがあります。
 ローマの迫害の時代イエスキリスト救い主というギリシャ語の頭文字を組み合わせるとギリシャ語の魚という意味になったので、魚がキリスト教のシンボルになったのです。
 地下の部分には石板があってそこには亡くなった日と年齢が書かれています。今日は7月に亡くなった方の納骨式がありました。
 納骨式は墓前礼拝の中で行われます。仏教の場合、こちらの都合の良い日に納骨できますが、キリスト教の場合、春か秋の墓前礼拝の時納骨が行われます。
 納骨はいつしなければならないという決まりはありません。1年近く自分の家においている方もいます。墓前礼拝だからと言ってすべての遺族が来るわけではありません。
 納骨されてから一度も来ない遺族もあります。そういえば教会の正面玄関のところに亡くなった方の写真を並べます。
 大きな写真は邪魔になるので小さな写真です。昔手札台と言ったサイズです。新しく亡くなった方順に並べていきます。
 もちろんおじさんも亡くなったらこの墓地に納骨されます。たとえ別の教会で葬儀が会ってもツマクマが納骨されているので、当然です。
 別の教会で葬儀があった方でも納骨されています。一番古いお骨になると50年近く前の方のものもあります。多分並べる場所がなくなることはないと思いますが、そうなれば地下の隅にある筒のようなところから地面に落とします。塵から生まれ塵に戻るという聖書の教えに従って地面に戻すのです。
 今の教会員の数からいえば30年くらいは大丈夫だと思います。明日は本来なら中学の仕事なのですが、担当学年が修学旅行なので、お休みです。
 残っている仕事をどんどん片づけるつもりです。