新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

熱狂なき値上がり

 今日は専門学校の授業でした。何と今日は在籍者の半分くらいしか来ていませんでした。一人は結婚式に出るとかで本国に帰っています。
 数は少ないのですが、相変わらずのやる気のなさで疲れてしまいました。やる気のある二人が休んでいたからです。後3月ほどお付き合いせねばなりません。
 次を考えているようで、大学進学を考えているものや他の専門学校進学を考えているもの、1年の就職準備ビザを使う者などいろいろです。
 専門学校を卒業しても就職活動の実績があれば、1年は滞在できるのです。ところで、相場の方はさすがに20円ちょい値下がりしていました。
 日経平均が値上がりしていても持ち株は値上がりしないのに、日経平均が下がると間違いなく持ち株は下がります。今回の相場の特徴はいくら日経平均が値上がりしても国内的な熱狂がないことです。
 以前も書きましたが、アベノミックス開始時は国内的にも熱狂しました。一般週刊誌なども取り上げ、新規に株式投資をする人も急増しました。
 今回の相場で熱気がないのは、その時の経験があるからだと思います。新聞報道などを見ても、買っているのは海外の投資家で、個人投資家は値上がりしたら売っているようです。
 もう一つの特徴はこれまで日経平均がここまで上がると、全ての銘柄が大きく値上がりしたのに、今回は全くそれが見られないことです。
 逆にこれも以前書いたように、もっと日経平均が低かった時より値下がりしている株式がある点です。長い投資家生活でもこんなことは初めてです。
 考えられるのは日経平均に採用されている銘柄のうち、高額の株式だけが並はずれて値上がりしていることです。いわゆる値がさ株の値上がりです。
 そうなると日経平均は値上がりしますが、値嵩株でなく大型株をもっている投資家は値上がりの恩恵を受けません。
 大型株は500円額面になったので、大量買いが難しくなりました。それもあると思います。大型株が動く時が相場の終わりだと言います。それは大型株の株価が安く大量買いが可能だったからです。
 そういえば円安株高の構図も壊れています。今日は対ドルで113円台でした。日経平均20000円割れの時とほとんど対ドル相場は動いていません。
 ドル資産を持つおじさんとしては、円安は進まず、持ち株は上がらずでさっぱりです。一番利益をあげたのは、日経平均連動の投信をもっていた人でしょう。
 相場は行きつくところまで行かないと終わらないのでまだまだ値上がりが続くと思います。以前のように海外の投資家の後追いを個人投資家がしないので、一旦値下がりが始まると一気に海外の投資家が売りに入るでしょう。
 大きく下げても個人投資家が買うとも思えないので、下げが下げを呼ぶ展開になるでしょう。年内は上昇傾向にあるかもしれません。明日はだらだら過ごします。