新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

一瞬冷やりの株式相場

 今日は仕事もないので出かけていました。帰って相場を見てびっくりです。まず引け値を見たのですが、それは40円ちょい安でした。
 それでまあそんなものかと思ったのですが、一日の日経平均の高安を見てびっくりです。何と一日の高安で800円近い差があったのです。
 今日は午前中から高値で年初来高値を軽くオーバーしました。そこまでは良かったのですが、後場2時過ぎになって大きく下げたのです。22522円まで下げていました。
 高安で800円超えですから普通であれば大暴落です。しかし、どこからともなくすかさず買いが入って45円安で引けているのです。
 多分日銀や年金の買いでしょう。ここで大きく下げたら相場は終わりです。投資家もそろそろ下げる頃だと思っているのです。積極的に売りを仕掛ける向きは少ないと思います。
 これまでの相場だと伸びきった買いに対して売りで相場を崩すと言うことも可能でした。しかし、アベノミックス以来の官製相場ではそれもできません。
 ちょっとした売りであれば、日銀や年金の買いで押し戻すこともできます。今日の売りは様子見のアドバルンだったと思います。
 今日の戻しで壁の厚さを知ったと思います。何と言っても相手は政府日銀ですから、ちょっとやそっとでは売り崩せないでしょう。
 だからと言って永遠に上がるわけにはいきません。もしこの相場を崩すものがあるとすれば海外の投資家です。海外の投資家が売り始めなくても、買いを止めるだけでも相当な効果がでると思います。
 たとえ日銀や年金と雖も海外の投資家にはかなわないでしょう。海外の投資家の売りを全て吸収すると日本の株式会社の株の過半を買い占めることになります。
 そうなると資本主義ではなく社会主義になってしまいます。資本の公有化になるからです。さてどこまで上げるかです。25000円までは大丈夫だと思います。
 それを超えると次はバブル当時の株価になるので、さすがにそこまでは行かないでしょう。日銀や年金もこれ以上の買いは資本市場を壊すことになると思うでしょう。
 とにかく安倍政権が続く限り相場が壊れることはなさそうです。その代り、相場が壊れたら日銀や年金の損失は恐ろしいものになります。
 山高ければ谷深しの相場の格言が当たらないことを願っています。明日は久しぶりに中学の仕事です。