新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

初心者には怖い相場です。

 今日は中学の仕事でした。月曜日から試験なので、その前に範囲のまとめプリントをやりました。さすがに試験前なので皆真剣にやっていました。
 帰って相場を見ると終値は45円高でした。しかし、一日の動きを見ると大きく動いています。今回の下げ相場の特徴は一日の値動きが大きい点です。
 今日も430円近い値動きです。高値は22700円台で安値は22300円台です。今日こんなに動いたのは円高のせいです。
 知らぬ間にどんどん円高が進んでいます。以前は対ドルで114円だったのに、今日は112円台まで円高が進んでいます。
 このまま行ったら110円台まで円高が進むかもしれません。日銀も株を買うことはできても対ドル相場を動かすことはできません。
 どうもアメリカの株式相場がおかしいようです。一時の値上がりの勢いがなくなり、値下がり傾向が出てきているようです。
 アメリカもこのまま相場が崩れるとは思えませんが、この水準からの値上がりは見込めないようです。ところで話題の東芝ですが、切り売りを続けて結局がらんどうの本体だけが残りそうです。
 稼ぎ頭の半導体部門を手放すと、残る部門の利益はこれまでと比べ物にならないくらい少なくなります。上場を維持するために仕方がないのかもしれません。
 上場にこだわらなければ、虎の子の半導体部門を手放さなくてもよかったでしょうに。何だか東芝は日本の未来を象徴しているようです。
 かって技術大国と豪語したのに、新興国に追い抜かれています。一方では企業の不正が次々に明るみにでています。確かに日本の検査制度は厳しすぎるのかもしれません。
 しかし、上に政策あれば下に対策ありでは、日本人が大嫌いな某大国そっくりになってしまいます。以前はやせ我慢したものですが、今は何でもありです。
 企業も含めた民に信義の心がなくなれば、国家は成り立たないと言った孔子の言葉が思い出されます。何だか暗澹たる気持ちになる今日この頃です。
 明日は寒そうなので家にこもるか、あたたかいデパートでも出かけるつもりです。