新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

トランプ大統領のエルサレムを首都承認

 昨日は仕事が終わった後忙しいのでブログはお休みしました。今日もいろいろ用事があって、今頃ブログを書いています。
 昨日の相場は円安株高の典型的な相場でした。まだまだ買い意欲が強いようです。ところで、トランプ大統領エルサレムを首都と認める発表をしたので世界に動揺が走っています。
 歴代の大統領が手をつけなかった問題です。エルサレムを首都と認めれば、ユダヤ人の支持が集まるでしょう。一方アラブ諸国の反発を招きます。
 とにかく従来のやり方が嫌いなトランプ大統領らしい選択です。大統領自らの判断でできることなので、支持を広げる意味でやりました。
 自分は何でもできるということを世界に見せつけたかったのだと思います。今イスラム諸国も分裂しています。首都と認めてもたいした反発はないと見込んでいるのでしょう。
 イスラム諸国もシーア派スンニ派に分かれて、ほぼ戦争状態です。一致してアメリカに向かうことはできません。そういう意味ではトランプ大統領の狙いは正しいと思います。
 またタブーなど気にせず何でもやるというイメージを相手に与えるのは交渉において有利だと考えているのでしょう。しかし、イスラム諸国は反発できなくても国民レベルではアメリカに対する強い反発を招くでしょう。
 トランプ大統領はそもそも庶民など考えに入れていません。国家が相手なのです。西欧諸国やアメリカの同盟国においても不安が広がっていると思います。
 とにかく何でもありの大統領なので次に何を言いだすか分からないのです。そうなると保険をかける意味でアメリカ一辺倒はやめようということになります。
 アジアでアメリカ一辺倒なのは日本だけでしょう。他の国は中国とアメリカを天秤にかけていつも政策を考えて居るはずです。
 日本であっても簡単に捨てられると思います。尖閣問題でもアメリカがいつ中立を言い出すか分かりません。北朝鮮問題でも同様です。日本や韓国の頭越しに対話を始めるかもしれません。
 日本も安倍さんのようにトランプ大統領との仲を強調するのでなく、いつでも別の道をを選べるよう準備した方がいいかもしれません。
 明日は日曜日なので教会です。