新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中学と高校の国語の違い

 今日も相場は小幅ながら下落しています。60円ちょい安だったようです。対ドル相場も112円台でした。なかなか23000円台は遠いようです。
 今日は中学の仕事でした。今日は1年生の授業に行きました。そこで中学と高校の国語の違いを知らされました。それは書写です。書写というのは聞きなれない名前ですが、簡単に言えば書道です。
 高校では芸術の一部ですが、中学では国語の一部なのです。書く分野に入るのです。そういえば、中学では聞き取りの試験があっていました。
 また朗読の試験もあります。これも高校ではあり得ないことです。話す力・聞く力も評価の一部になるのです。ですから中学の国語評価は定期考査のウエイトが低いです。
 普段の提出物や漢字テストなども評価されます。また短歌の色紙などを作ればそれも評価されます。もちろん、書写つまり書道の作品もそうです。
 評価の対象がとても広いのです。おじさんたち高校側は単に内申点としてしか評価しませんが、実は様々なものを考慮してつけられていることが分かりました。
 ちなみに教員免許を取得する時必要な科目も中学と高校で違うのです。専門科目や教職科目の大半は中高共通です。
 中学だけにあるのが専門科目では書写です。そういえばおじさんも大学の時書写の講義を受けました。おじさんは字が下手なので苦になったのを覚えています。
 字が一番下手なのが大学の先生で下にいくほど上手になります。高校よりも中学、中学よりも小学校の先生が上手です。
 教職科目では道徳教育の研究というのが中学では必要でした。この科目を落とすと中学の免許がもらえないのです。おじさんの時代は反体制の盛んな時代でしたから、学生の中には道徳など教えられないと言って中学の免許を取らない人もいました。
 道徳教育の研究の時間に担当教官に食ってかかる人もいました。もちろん、単位を取る気はないのです。中学に来て本当に道徳という時間があるのを見ました。
 高校で道徳教育などしたら皆寝てしまうでしょう。道徳教育は子供より大人が必要なのかもしれません。とにかく、中学での仕事は毎日刺激的です。
 明日も中学の仕事です。明日は忙しいのでブログはお休みです。