新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

教会のクリスマス

 今日は日曜日なので教会でした。今日はクリスマス礼拝です。曜日のめぐりあわせで、昼クリスマス礼拝をした後夜イブ礼拝があります。
 普通はイブ礼拝があって、クリスマス礼拝なのです。クリスマスイブはクリスマスの前夜ということになるからです。来年はもっと極端でクリスマス礼拝が23日にあって、その後24日がイブ礼拝になります。欧米ならクリスマス休暇の時なので、別に日曜日でなくてもクリスマスを祝えるのですが、日本の場合平日にクリスマス礼拝というわけにいかないのです。
 日本で平日にできる礼拝は元旦礼拝だけです。今年のクリスマス礼拝の説教箇所はマタイ福音書の2章1節以下からです。ここは3人の博士が生まれたばかりのキリストを拝みにくる話です。
 占星術の博士です。彼らは東方からやってきます。イスラエルから見て東方ですから、イラクあたりでしょう。当時の占星術の博士は高い権威がありました。
 その証拠に当時の王であったヘロデにすぐ会うことができたのです。彼らは星を見てユダヤの王が生まれたことを知ったのです。
 王であるヘロデは「不安を抱いた」とあります。当然です自分が王なのに、自分の知らないところでユダヤの王が生まれたのですから。
 それだけでなく「エルサレムの人々も皆同様であった」と書かれています。エルサレムの人たちも今のヘロデ王以外にユダヤの王が生まれたとしたら、騒動になると思ったからです。
 とても救い主が生まれたという気にはならなかったのでしょう。ヘロデは律法学者や祭司長と言ったインテリたちを集めて相談します。また占星術の博士にも、ひそかに呼び集めて、星の現れた時期を確かめたりします。
 それだけでなく、もしその子が分かったら「知らせてくれ。自分も行って拝もう」とまで言います。博士たちはついに幼子のいるとことで星がとまっているのを見つけます。
 彼らはひれ伏して幼子を拝みます。同時に宝の箱をあけて「黄金・乳香・没薬」をささげるのです。これは彼らの商売道具でもあったのです。
 ところが、ヘロデのところに寄ってかえってはならないと夢でお告げがあったので、別の道を通って帰るのです。以前ヨセフにも夢で神の使いがマリアのことを告げます。
 ここでも夢でお告げがあります。当時の人にとって夢は大切なメッセージだったのです。この三人の博士の話はよくクリスマス劇などで演じられます。
 ただこの話は4福音書のうちマタイ福音書だけにある話です。事実かどうかは別にしてなかなか興味深い話だと思います。
 明日は冬休みに入って時間があるので年賀状書きをします。