新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

少子化への危機感

 今日は一日雨だったので家で過ごしました。溜まっていた仕事を片付けました。一つは教会の長老会議事録の整理です。3月に地区に議事録を提出して審査を受けなければならないのです。
 議事録には毎回の長老会の記録と年2回ある総会の議事録が必要です。取りあえず年2回ある総会の議事録と長老会議事録の11月分まで整理が終わりました。
 試験に備えて準備をしようと思ったのですが、プリンターの調子が悪くてうまく行きませんでした。このプリンターはよく故障します。値段が安いので仕方ありません。
 ところで、去年生まれた子供の数が94万人くらいだと聞いてびっくりしました。一昨年100万人を割って98万人になった時も驚いたのですが、数年で90万人を割ってしまいそうです。
 もし、このままの出生率なら、今生まれた子供がそろそろ亡くなる80年後には7000万人くらいの人口になってしまいそうです。
 取りあえず団塊の世代が後数年で後期高齢者になります。20年でほぼ全員90歳近くになりますから、それまでにかなりの数がいなくなるでしょう。
 団塊の世代は1年に240万人くらい生まれたので、4年間くらいで900万人近くいます。ですからきのこのように上がふくらんで、下がほそい人口構成になります。
 次のふくらもみは40代半ばの第二次ベビーブームです。この世代も結構数が多いです。20年後にはほぼ全員引退です。今のまま行くと先述したようにまもなく生まれる子供の数が80万人台になると思います。
 無限に子供の数が減るわけではないので、どこかで減少も停止すると思います。ただこれからの20年間で減少幅は拡大すると思います。
 人手不足は深刻になるでしょう。しかし、今の状態では外国人労働者の受け入れは難しそうなので、小売店などでは労務倒産すをるところも出るでしょう。
 地方の衰微もひどくなります。おじさんの家の近所もほとんど70代以上です。後10年で皆いなくなるでしょう。一人暮らしの方もいます。
 地域で助け合うと言っても皆高齢者ばかりなので助け合いようがありません。年金もまもなく行き詰ると思いますが、消費税引き上げをしても、社会保障費でなく別の分野にまわすようですから、高齢者も生き辛くなります。
 中国との戦争などしたら、日本の若者が大勢死にます。日本の社会の衰微を早めるだけでしょう。今のタイミングをのがせば、今度はアジアの若者の争奪戦になると思います。
 日本は旅行者として来るのはいいのですが、住んで働くのは難しいです。まもなく、中国・韓国・台湾も若者が減少します。今人を送り出しているベトナムも豊になれば、海外に出る人は減るでしょう。
 不法滞在者が出ている間がはなです。不法滞在者すらいなくなる可能性もあります。まあおじさんがいくら危機感を抱いても為政者に危機感がなければどうにもなりません。
 世論は外国人労働者受け入れ反対なのでとても政権与党が受け入れ政策を取るとも思えません。ゆでガエルのように気持ちよいなかで自然に衰えていくのを待つしかなさそうです。
 明日は専門学校の仕事です。