新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

預言者又は洗礼者ヨハネをご存じですか。

 今日は日曜日なので教会でした。今日の説教は預言者ヨハネについてです。新共同訳聖書では洗礼者ヨハネとなっています。
 新約聖書では重要な役割をはたす人物です。新約聖書のルカ福音書では彼の誕生から描かれています。4つの福音書の中で一番ヨハネについて詳しく説明しています。
 それによれば、イエスの母マリアとヨハネの母エリザベトとは親類だったようです。マリアが懐胎した時エリザベトを訪ねて行く話がルカ福音書に出ています。
 そして、ルカ福音書によれば、「マリアの挨拶を聞いた時、その胎の子がおどった」とあります。その後ヨハネ預言者として各地をまわって、人々に悔い改めるよう説いて回るのです。
 ユダヤ教では昔からこのような預言者がでていました。彼はそのような預言者の一人として信頼を集めていました。彼はラクダの皮衣を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べ物としていたとあります。外見の当時としては異様なものであったと思います。
 しかし、「エルサレムユダヤ全土から、またヨルダン川沿いの地方一帯から、人々がヨハネのもとに来た」とあります。最後は当時知識階級ともいえる、パリサイ派サドカイ派の人々が大勢洗礼を受けに来たとあります。
 ヨハネは洗礼を授けることで人々の悔い改めを受け入れたのです。彼はパリサイ派サドカイ派の人々を嫌っていました。
 彼らを「蝮の子らよ」とまで呼んでします。イエス自身もこのヨハネから洗礼を授けられるのです。しかし、ヨハネ自身はイエスのことを「履物をお脱がせする値打もない」と言います。
 それではヨハネはどうなったのでしょうか。実は彼はヘロデ王によって首をはねられるのです。ヨハネの首を描いた西洋絵画が多くあります。
 王の結婚を非難したからです。しばらくヨハネの話が続くのでまた後日このことについては書きます。明日は中学の仕事です。