新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

誕生日でした。

 今日は日曜日なので教会でした。第一主日教会学校の説教と長老会(役員会)です。今日の長老会では来年度予算の話が出ました。今年は特別献金があって、何とか乗り越えられそうです。
 今は教会も財政が苦しいです。もちろん、これは教会だけでなく神社やお寺も同様です。無住のお寺や神主のいない神社も増えています。教会でも無牧(牧師がいない)の教会も多いです。
 中国地方などでは、教会解散の仕方などについても話題になっているようです。九州や四国なども小さな教会が多いのでいずれ教会合併や解散の話がでるでしょう。
 ところで今日はおじさんの誕生日です。おじさんは早生まれなので、同級生より遅く年をとります。同級生はすでに70歳になっています。
 いわゆる古希です。「70古来稀なり」から来た言葉です。しかし、長寿社会の現代では全く稀ではありません。生まれてくる子供の方が稀です。
 今年生まれた子供は93万人くらいです。今古希に該当する高齢者の数はその2倍以上の220万人くらいいます。今年古希を迎える高齢者もそのくらいいます。
 72歳から69歳までの人口は600万人くらいいるのです。逆にこの4年間で生まれた子供の数は400万人をr切るでしょう。人口ピラミッドが逆三角形になっているのです。
 こんな人口構成はまさに古来稀なりです。70歳の高齢者の方が生まれてまもない赤ん坊の2倍もいるのです。この逆転現象が解消するのはずいぶん先です。
 100年も生きる時代が来たら、逆三角形はさらに伸びるでしょう。団塊ジュニア―が30年後に70代に突入するからです。少子高齢社会は怖くないという言説もありますが、そんなはずはありません。
 今元気な団塊の世代も75歳つまり後5年もすれば後期高齢者になります。体も弱ってくるでしょう。まず75歳にもなれば働くことはまず無理です。
 働けず介護が必要な世代が600万人も増えるのです。介護する人が絶対的に不足してくるでしょう。孤独死も増えると思います。
 日本は素晴らしい論が一時流行しましたが、それは日本社会の最後のあだ花です。今中国がすごい論がすこしづつ出てきています。
 その中国もいずれ日本と同じ道をたどるでしょう。短期間に今の問題を解消するには移民しかありませんが、それは無理でしょう。静かにアジアの老いた小国として生きることが運命付けられているようです。
 明日は中学の仕事です。寒波襲来とのことなので自動車で行けるか心配です。