新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

大きく下げました。-株式相場は調整局面

 今日の朝のニュースでアメリカの株式相場が市場最大の下げ幅になったと報じていました。やっぱりという気持ちです。以前から書いている通り今の相場は常軌を逸していたのです。
 別段驚きもしませんでした。これまで書いてきた通りです。もちろん日本の株式市場も無事ではすむまいと思っていました。
 今日は専門学校の授業だったので、帰って確認すると日経平均で1000円ちょいの安値でした。一時は1600円近い値下がりだったようです。
 引け値は取りあえず21000円台を確保しました。それでも一番下げた時は21000円台割れ寸前まで行きました。これがもし解散総選挙の投票日前であれば、自民党の大勝は難しかったでしょう。
 安倍政権は株価政権とも言われるくらいです。異次元の金融緩和で一番恩恵を被ったのは株式市場だったのです。それが、2日で1700円近い下げです。
 いかに相場がもろいものであるかを示しています。数日前年金が株式投資などで大きな利益を出したと報じていました。それから数日で現状なのです。
 日銀や年金がいくら買い支えても大きな流れを食い止めることはできないでしょう。大きな流れに立ち向かえば傷が大きくなるだけです。
 やはり10月から海外投資家は買い上げていった株を日本人の個人投資家が週刊誌の報道などにあおられて買ったという構図が見えてきます。結局海外の投資家は売り逃げ、日本の個人投資家は高値掴みしたのでしょう。
 毎度のことなので、以前から投資している人はこの流れに乗らなかったでしょう。おじさんもその一人です。今回の相場は初めから値上がりせず、暴落でもあまり関係ありません。
 とは言っても地銀・海運・電機株で二桁の下げを被りました。これらはそこそこ上げていた株です。某電力株などは年初来安値更新です。
 都銀や不動産と言った株はそれほど大きな影響はありませんでした。と言っても暴落に売りなしで、いつまでも下げ続けるわけではありません。
 このまま株価が下がったら安倍政権としても憲法改正どころではないので、日銀や年金にはっぱをかけて、買いに入るでしょう。
 ただ個人投資家はいくら年金や日銀が買っても相場が下がるときは下がるということを認識したと思います。明日は買戻しが入ると思います。
 アメリカの株式相場がどうなるか注目されます。これまでの暴落では大体数日でゆるやかに戻っています。もし、さらにアメリカの株式相場の値下がりが続くなら20000円台割れの公算も出てきます。
 明日も専門学校の授業です。