新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

「青かった頃の私に伝えたい」

 今日は日曜日なので教会でした。礼拝説教はイエスの伝道開始の話です。今日は教会ネタでなく、新聞を読んで思ったことを書きます。
 今日のタイトルは新聞に載っていたものの引用です。青かった頃とは青春時代でしょう。新聞記事にはタイムマシンに乗って10代の自分に合えたら、どんなアドバイスをしますか?ともありました。
 記事を読み自分の場合を考えました。10代あるいは青かった頃に自分に伝えることがあるとしたら、それは今の自分の立場から出る言葉です。
 今30代や40代さらには50代までの人はまだ何とも言えないと思います。少なくとも60代くらいになって、ほぼ人生の先が見えてから言える言葉です。
 50代まで人生がうまくいっていなくても突然人生が変わることもあります。おじさんがそうです。大学生の頃から大学で教えたいと思っていました。
 しかし、その機会にも恵まれませんでした。ところが50代になって、夜間大学院の制度ができました。近くの国立大学の大学院でもその制度ができたのです。
 大学院を修了しても、まさか大学の先生になれるとは思っていませんでした。それが中国の国立大学で教えることができたのです。
 40代はもちろん、50代でも想像できなかったことです。一言で言えば成功した人生でした。だから、10代の頃に自分に向かっても、大丈夫今の生活をしていても後悔することはないよと言ってあげられます。
 しかし、人生に失敗した人はそうはいかないでしょう。今の段階でアドバイスしたことが、その後の人生の変化によって変わることもあるのです。
 人生何が起こるか分かりません。昔の言葉に人生万事塞翁が馬と言うのがありましたが、これは事実です。一見不遇と思われたことが幸せにつながったり、良かったと思ったことが逆に不運のタネになることもあります。
 となれば、人生そう悲観することもないと10代の自分に言えるのかもしれません。おじさんが教師になりたいと親代わりの兄に告げた時、教師はつぶしが効かないからやめとけと言われました。
 しかし、事実は逆で教師であったおかげで、古希の今でも仕事があります。サラリーマンになったほとんどの友人は仕事がないとぼやいていました。
 初心貫徹で良かったと思います。男性の平均寿命が80歳ちょいです。残り10年になりました。70年間幸せだったので、たとえ残り10年が不幸でもプラスの人生で終われそうです。
 10代のころ必死で勉強しました。10代の自分に向かって、それでよい。苦しい受験勉強が楽しい人生を保障すると伝えてあげたいです。
 明日は休みなので久しぶりに友人のミヤジイと会います。