新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

1月の値上がりが夢のようです。-株式相場

 今日は専門学校の授業でした。授業が終わった後、買い物や銀行周りなどで先ほど帰ってきました。アメリカの株式相場が大きく値上がりしていたので、今日は大幅な反発があると思っていました。
 事実午前中を中心に大きく値上がりしていました。ところが後場大きく下げていたのです。引け値は137円安です。それ以上にショックだったのは対ドル相場です。アメリカの株式相場があれほど値上がりしたのなら、当然円安に振れるところです。
 ところが何と対ドル相場で108円を割って107円台まできました。107円台は久しぶりです。アベノミックスは円安によって輸出を増やす政策です。
 ところが、107円台まで円高が進むとその政策も難しくなります。ここまで円高が進むと輸出産業も大変です。当然株価も下落します。
 ところで一日の値幅も大きいです。今日一日の高安の値幅は460円もありました。それにほぼ安値引けです。相場は乱高下から調整局面に来ているようです。
 大きく下げてもすぐ戻せば、それは相場の踊り場で次の上昇につながります。しかし、乱高下しながらも値を戻さない相場展開はこれまでの経験から言って相場の終わりを示します。
 アメリカの金利上昇につれて長期的にはアメリカの株式相場も下がるでしょう。アメリカ人は株を結構買っているので、株式相場の下落は消費減少につながります。
 そうなると景気後退となり、さらに株価が下がるということになります。トランプ大統領の財政政策により大幅な財政赤字が予想されます。
 それはドルの価値の減少を意味します。つまり相対的に円の価値がドルに対して上がることを意味します。日銀も異次元の金融緩和でほぼ打てる手を全て打ち尽くしています。
 これ以上の金融緩和をやれば銀行経営が破たんするでしょう。株式の購入もほぼ限界に来ています。これ以上年金や日銀が株式を購入すれば、大企業のほとんどの大株主が年金か日銀ということになるでしょう。
 だからと言って日銀や年金が買い支えなければ株式相場は20000円割れに近付くと思います。大親分のアメリカがドル安政策に近いことをしているのですからどうしようもありません。
 さてさてこれから相場はどうなることやら。全く先が読めません。と言っても案外明日相場が大幅高するかもしれません。相場の一寸先は闇です。明日も専門学校の授業です。