新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

森友問題は相場にどのような影響を及ぼすのか

 今日は仕事のない日なのでのんびり過ごしています。夕方から所用があるので、ブロゴを今書いています。森友問題は森友夫妻の逮捕で一時終わったかと思ったのですが、おもいがけないリークで大きな展開をみせています。
 小泉元首相ではありませんが、まさに「ま坂」です。財務省の官僚があんなばかげたことをするとは誰も思わなかったと思います。
 改ざんであれ訂正であれ、決裁を受けた文書を勝手に書き換えるなど行政の筋から言って許されるものではありません。研究論文のデーター書き換えにほぼ近い物です。
 研究論文で自分に都合よくデータを書き換えれば、書き換えた本人はその世界から追放されます。ところで、政治行政的な側面でなく、今回は投資の側面から考えてみたいと思います。
 本当にこのところ投資の世界も政治に翻弄されています。古くはトランプ大統領就任・イギリスのEU離脱です。最近ではトランプ大統領の保護関税問題です。
 さらにはまた国務長官を解任しました。これではまともな専門家はトランプ政権に加わらないでしょう。日本での第二次森友問題は最初より大きな影響を投資の世界に及ぼすでしょう。
 今の高株価はアベノミックスから来ているのは間違いありません。もしアベノミクスが変更となれば、株式市場が大きな影響を受けるはずです。
 アベノミクスと個人の名前がついている通り、安倍さんだからやった政策です。もちろん、この政策が後々大きな問題を残すことは明らかになっています。
 初期のアベノミクスを評価する意見はあっても、現在のアベノミクスを評価する専門家はほとんどいません。本屋さんにもアベノミクスに関する本はなくなりました。ついでに言えば中国経済崩壊論もなくなりました。
 間違いなく麻生財務大臣は辞職するでしょう。あれだけの問題を部下が起こし、問題の中心人物を評価し続けたのですから、辞職は当然でしょう。
 今の安倍政権は菅官房長官と麻生財務大臣と安倍さんの二人三脚です。一人でも欠ければ政権の政策推進力が大きく落ちます。麻生財務大臣が辞任すれば、次は安倍さんです。
 誰が次の財務大臣になっても今回のこととは無関係なのです。また安倍さんと麻生さんはツーカーアベノミクスを進めてきましたが、次の財務大臣は間違いなく安倍さんの言いなりにはならないでしょう。
 今はリフレ政策が表に出て、財政再建は後退しています。もし次の財務大臣財政再建派なら今のようにどんどん日銀が国債を購入することは難しくなります。
 財務大臣は内閣の核なのでよほど優秀な人でなければ務まりません。岸田さん辺りが財務大臣になるとリフレ派は動きにくくなるはずです。金融緩和と財政支出の両輪がうまく回らなくなります。
 一気に円高が進み株式市場は2万円割れとなるでしょう。対ドル相場も102円くらいになりそうです。このまま安倍さんが逃げ切れるとも思えないので、相場に大きな影響があることは確実です。
 明日は中学の仕事です。明日も忙しいのでブログを休むかもしれません。