新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

水に落ちた犬はたたけー前川前事務次官

 今日は夕方から忙しくなりますが、取りあえずのんびり過ごしました。図書館に行って本を借りてきました。忙しくてなかなか行けなかったのです。
 この図書館は専門書が充実しています。今回は日本史関係と教育社会学関係の本を借りました。前者は人身売買の歴史です。後者は学校統廃合について書かれた本です。
 後者の場合最低でも3000円は超えるような本です。年金が主なる収入のおじさんにはとても買えません。まだいろいろ面白そうな本があるのですが、取りあえず2冊だけにしました。
 ところで森友文書書き換え問題の後に文科省の問い合わせ問題が起こっています。報道を見ても、文科省の動きの異常さが良く分かります。
 組織が追放した人間が活躍するのが許せないのでしょう。まさに水に落ちた犬は徹底的にたたくつもりなのでしょう。そうしなければ組織の論理に背く人間が出ることを怖れてそうしたと思います。
 実際教育委員会や学校宛てに来たメールを見たら、普通の組織は震え上がるでしょう。文科省はそれを狙っているのですから当然です
 当該の教育委員会や学校が簡単にいなしたので、さらに追い打ちをかけるメールを送っています。今頃文科省だからといって震え上がる組織も少ないでしょう。
 かってなら官僚に権威があったでしょうが、森友文書問題で財務省が袋叩き状態な時にまずいことをしたものです。文科省の威光にひれ伏すとでも思ったのでしょう。
 当該教育委員会のある市の市長もなかなか剛腹な人で、文科省を軽くいなしていました。これで文科省の担当者のメンツは丸つぶれです。
 おじさんは前川前事務次官については以前書いたことがあります。真理は些事に宿るといいます。この人は夜間中学の問題に熱心に取り組んできました。
 過去の事務次官でこんなマイナーな問題に取り組んだ人はいないのです。事実中学での講演は内容のあるものだったようです。
 もちろん、文科省はこのくらいではへこまないでしょう。まだまだ前川氏の邪魔をすると思います。ただやり方は巧妙になるでしょう。
 何だか日本の行政機関の醜さを次々に見せられたような気がします。早く安倍政権が交代してくれればと思っています。おじさんとしては岸田さんが本気で手を上げてくれたらと思います。
 禅譲など絶対に考えてはいけません。権力は自分で奪い取るものなのです。明日は日曜日なので教会です。