新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

政治は一寸先は闇―安倍政権支持率激減

 今日で中学の仕事は終わりです。担当の先生にだけは今日で終わりだと告げました。普通職員朝礼とかであいさつするのですが、それはありませんでした。
 まあ、パートなので仕方ないかと思っていたら、担当クラスでは挨拶させてくれました。普段はふざけている生徒もきちんと対応してくれました。
 一番きちんとしているクラスではクラスの総務(級長)が号令をかけて、全員起立してありがとうございました。と挨拶されました。さすがにおじさんも感動しました。
 普段ふざけている連中も全員起立してあいさつするのです。中学生だからと言って侮れないと思いました。担当の先生と親しくなった事務の方が出口まで見送ってくれました。
 以前この中学は近隣では一番の教育困難校だと言われましたが、そんなことはありませんでした。70歳古希にして初めて中学で教えましたが、おじさんの気持ちは分かってくれたようです。
 ところで、今政治は混乱の極致にあります。内閣支持率は底です。反アベの朝日や毎日の支持率が低いのは分かるのですが、親アベのNNN(日本テレビ)の世論調査が何と一番支持率が低いのです。
 30%割れ寸前です。普通内閣支持率が30%を割ったら内閣は倒れると言われます。その水準に近付いているのです。あの高支持率は何だったのかと思ってしまいます。
 他にいい人がいないからという理由で安倍内閣は支持されてきた経緯があります。民主党政権で政治がぐたぐたになったらからです。
 ところが驕る平家は久しからずで、安倍政権のおごりが目につくようになりました。反アベの先鋒である朝日新聞が今回の記事を書いたと時、世間は半信半疑どころかまた朝日新聞の勇み足と見ました。
 一転して財務省が事実を認めたので、一気に世論が変わりました。可愛さ余って憎さ百倍です。安倍政権を信じていたのに、裏切られたという気持ちなのでしょう。
 それは自民党内においても同様です。野党の分裂で一層有利になったのに、オウンゴールで勝手に安倍政権が窮地に立たされたのです。
 今まで安倍政権によって抑えられていた不満が一気に爆発した状態です。今回は官僚側も落ち度を認めているし、とてもちょっとしたミスとは思えません。
 明らかな作為が感じられます。一方最高責任者の麻生さんも他人事のように話します。国民の怒りは相当なものだと思います。
 麻生さんもこのまま財務大臣を続けるわけにはいかないでしょう。どこかの時点でやめると思いますが、それが後になればなるほど、国民の怒りは増します。
 さりとて、すぐにやめれば、安倍さんに非難が集中します。前門の虎後門の狼です。麻生さんはいつでもやめてやるという気持ちでしょう。
 これで安倍三選は難しくなりました。政局は一度動き出すととまりません。各派閥はポスト安倍に向けて走り出していると思います。カギは岸田さんです。こちらが出馬を覚悟すれば決まりです。
 優柔不断だと案外麻生さんに総理の椅子をさらわれます。自民党は小泉さんで分かるように、思いがけない手を仕掛けます。
 ここで小泉ジュニアが立候補したりすれば、人気に乗って総理になる可能性もあります。やはり政治は一寸先は闇でした。「まさか」もあります。
 明日はお墓参りに行きます。