新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

今政治がおもしろい。-内外ともに

 今日はいろいろ仕事をこなしました。ただ夕方からまた忙しいので今これを書いています。今日の相場は昨日のアメリカ市場の値上がりを受けて大幅高です。
 400円越の値上がりです。対ドル相場も105円台に来ています。先日も書きましたが今は政治の季節です。内外ともに政治がおもしろいです。
 面白いというのは語弊がありますが、政治が大きく動いているくらいの意味です。国内的にはご存じの通り安倍政権の支持率が下落しています。
 かってないほどの下落です。今回は理由がはっきりしているだけに収拾は難しいです。話題の公文書改ざん事件については、誰がいつどんな理由でやったのかが明らかにならないと終わらないでしょう。
 そういえば今日のNHKニュースでこれまで「書き換え」と言っていたのを「改ざん」と呼ぶと報じていました。政府のお友達のNHKまでがニュースのたびに「改ざん」というのですから、政府にとっては打撃です。
 今までなら、官僚答弁でごまかせましたが、財務省自ら改ざんを認めているのですからどうしようもありません。民間企業でもデーター改ざんがあれば、当然社長はやめなければなりません。
 まして、政府の重要文書である決裁文書を何か所も書き換えるなど前代未聞です。行政に対する信頼が失墜しています。財務省の大臣・次官だけでなく行政の責任者である首相の責任も免れません。
 総理が辞任しないとしても、その権威は地に落ちるでしょう。そもそも問題の発端は総理夫人なのですから。総理夫人でなければ、官僚も忖度などしないでしょう。
 それ以上に大きな事件は北朝鮮高官の中国訪問です。かって北朝鮮と中国とは冷戦状態にありました。それが突然北朝鮮の方から訪問してきたのです。
 金委員長の妹さんだとの報道があります。おじさんもそう思います。金委員長自身が動くことはないでしょう。先の朝韓会談でも妹さんが大きな役割を果たしました。
 時あたかもトランプ大統領の娘さんや娘婿さんが外交で大きな役割を果たしているのに似ています。以前ならあり得なかったことです。
 そういえば現代日本の政治問題もトップの身内が大きくかかわっています。これまでの日本の首相にはあり得なかったことです。
 どのような内容で訪中したのかは不明です。これまでの経過から考えれば米朝首脳会談において中国の支援を要請したのでしょう。
 逆に言えば北朝鮮が追い詰められているとも言えます。あれほど強気だったのに、いざ首脳会談となったら金委員長も不安になったのでしょう。
 中国にとっては悪い話ではありません。もちろん大歓迎でしょう。日本やアメリカにとっては寝耳に水と言ったところだと思います。
 アメリカの場合も全く予想していないことだったでしょう。これでまた米中関係も大きく変わっていくでしょう。北朝鮮問題で中国の影が大きくなりました。
 トランプ大統領も経済問題で中国を追い詰めるのが難しくなったと思います。政治はやはり一寸先は闇でした。会談の内容が気になるところです。
 明日はのんびり過ごします。