新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中朝の思惑の一致ー米朝首脳会談に向けて

 今日は県立図書館に行ったり、買い物をしたりして過ごしました。県立図書館では百姓の山争いや陸軍将校の教育社会史を借りました。
 半年前にはなかなか借りれなかったのですが、やっと借りることができました。ところで、今日の株式相場は280円安でした。アメリカの相場も300ドル越の安値だったので当然です。
 それでも何とかぎりぎり21000円台に踏みとどまっています。対ドル相場は105円にとどまっています。これ以上の円安はなさそうです。
 昨日の佐川証人喚問は予想通りで終わりました。だれがいつどのような経過で改ざんしたのかは、全く不明のままです。公文書の改ざんですから、きっちりけじめをつけてもらいたいものです。
 このままうやむやにはしてほしくないです。一番良いのは内閣不支持率を高めることです。逆に言えば支持率が20%台になれば、政府自民党も考えなおすでしょう。
 ところで、今日は金委員長の中国訪問についてです。日米韓ともに全く予想していなかったようです。極秘で話が進んだのでしょう。
 もちろん、北朝鮮から話がでたと思います。中朝の歴史を見ても、中国側から声をかけるとは思えません。韓国の歴史ドラマを見ても朝鮮の王朝はいつも中国の政権の顔色をうかがっています。
 北朝鮮にしたら、中国の後ろ盾なしにアメリカと交渉するのは余りに危険です。とくにトランプ大統領の場合、何をするか分からないのです。
 これまでの大統領であれば、対北朝鮮への軍事行動など考えられませんでした。しかし、トランプ大統領の場合、軍事行動が考えられるのです。が
 中国にしてもアメリカの軍事行動を黙認するわけにもいきません。北朝鮮側から話をしたいというなら渡りの船です。外交経験にしても習近平国家主席と金委員長では格が違います。
 中国側は余裕をもって金委員長を受け入れたと思います。何が話し合われたかは不明ですが、いざとなったら応援するからくらいのことは言われたでしょう。
 中国としても北朝鮮が崩壊してもらったら困るのです。このあたりは金委員長も主張したと思います。というわけで中朝の思惑が一致したのでしょう。
 北朝鮮に対しては余り目立つことはやめろくらいのことを中国は言ったでしょう。それに北朝鮮が反発するくらいなら中国まで来ないでしょう。明確には言わないにしても、分かりましたくらいのことは言ったと思います。
 対北朝鮮経済制裁についても、一定の緩和を約束したでしょう。今後どのように朝韓首脳会談や米朝首脳会談が展開するか不明です。
 朝韓米の三国に中国まで加わったので、状況はますます複雑になりました。間違いなく日本は蚊帳の外です。国内政治が今の状況では外交まで安倍政権は手がまわらないでしょう。
 さてさて5月まで外交も大きく動きそうです。明日は所用があるのでもしかしたらブログはお休みするかもしれません。