新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中学の仕事の打ち合わせーまた驚きの連続

 今日は新しく勤める中学での初顔合わせでした。高校の場合、どこでもそれほどシステムは変わりません。全ての県立高校は県教育委員会の管理下にあるからです。
 ところが公立中学は地元市町村教育委員会の管理下にあります。簡単に言えば県は人事権をもって、教員の給与は出すが運営はそれぞれの教育委員会に任せるということなのです。
 今度の中学は同じ郡内ですが町は別です。それぞれの町は地域差があります。以前勤務した町はは近代それも戦後ある産業で栄えたのです。
 その産業が衰退すると町の様子も一変しました。今度の町は江戸時代以前から貿易港として栄えた町です。戦後また大きく変化したのです。
 ですから、戦後来た住民と江戸時代以前から住んでいる旧住民と二つ階層があるのです。まず教育員会の面接から違っていました。前の町は教育長・指導主事・校長といったメンバーでした。
 今度の町は学校教育課長と校長だけです。前の学校の校長は気さくな人でしたが、今度の学校の校長はなんだかいかめしい人です。教頭も前の学校の教頭は体育会系で、職員室でもジャージ姿でした。
 今度の教頭はきちんとスーツにネクタイです。一番驚いたのは前の中学の場合、職員室に監視カメラのモニターがあることです。今度の学校ではタイムカードがあることです。
 タイムカードを使ったのは50年前電電公社(現NTT)でアルバイトした時くらいです。多分働きすぎが問題になっているので、それを防止するためでしょう。
 おもしろいのはタイムカードもあるし出勤簿もある点です。勤務は出勤簿で確認し、労働時間はタイムカードで管理するのでしょう。
 今回も担当は中学2年生です。週3日12時間勤務ということでやとわれています。授業補助で先生のヘルパーをするのです。漢字テストの採点などもします。
 何と高校時代の同級生が理科担当でいました。こちらは新採教員の裏付けです。新採教員を指導する先生に代わって授業をするのです。
 理科準備室に行ってびっくりしました。備品がたくさんあって、おまけに実験道具も整備されています。前の学校では考えられないことです。
 学校全体がとても落ち着いていました。これも驚いたのですが、勤務する前に歓送迎会の案内がありました。前の学校では忘年会の案内さえありませんでした。
 今度勤務する中学のある町には中学は一つだけです。つまりその町の小学生は全員その中学に行くのです。
前の中学では先生たちがとても忙しそうでした。おじさんが職員室にいても全く無視と言った状態です。
 今度の中学は担当の先生が紹介すると一人ひとり挨拶を返してくれます。職員室も全く雰囲気が違います。どちらかというと高校の職員室の感じです。パソコンも自由に使えるのでとてもありがたいです。
 金曜日は仕事をこちらでしないので、次は月曜日からです。さてさてどうなることやら。明日は中学の古希を記念した同窓会です。