南北首脳会談で分かったことー金委員長の真の姿
今日は一日のんびり過ごしました。このところ連日南北首脳会談について書いています。想像以上に国際情勢に大きな影響を与えたと思います。
首脳会談は首脳の個人的な資質が大きな影響を与えます。事務方がどんなに下準備をしても当の首脳の資質が悪ければどうしようもなりません。
南北両首脳を比較した時大きな得点を上げたのが金委員長です。そもそも北朝鮮の実情についてはほとんど知られていません。
特に金委員長については謎に包まれていました。単なる愚かな狂犬なのか、有能な指導者なのか分かりませんでした。
日本のマスコミでも北朝鮮嫌いのマスコミは金委委員長を愚かな若者扱いしていました。しかし、世界のマスコミの前に真の姿を見せたのです。
世界中のマスコミが注視している中ですから、一切ごまかしはききません。いくら事前に練習をしても本番は違います。
結果愚かな狂犬あるいは愚かな若者でなく、落ち着いた有能な指導者であることが世界に示されました。おまけにそれなりのユーモアも理解できるのです。
です。平時であれば、境界線を越えた瞬間北朝鮮の警備兵に打たれても仕方ないのです。それを南北の首脳が一緒に手を携えて越えたのです。
もちろんパフォーマンスであることは当然です。しかし、文大統領が事前にそんなセリフを用意していたとも思えません。金委員長は場を読んでアドリブで話をし行動する能力があるのです。
年上の大統領に一歩もひけをとりませんでした。おどおどしたところは全くありません。共同声明の内容については韓国内でもいろいろ意見があります。
しかし、これまでの北朝鮮首脳と違って世界のスタンダードに従った振る舞いをしていたのは注目に値します。もちろん、これらの振る舞いと非核化は全く別です。
今の流れから言えば途中で中止ということはなさそうです。トランプ大統領も取りあえず一度会ってみようという気になっているはずです。
そうなれば、関係国である米中も乗りやすいです。一番割を食うのは日本です。さてさてどうなることやら。明日は日曜日なので教会です。午後墓前礼拝があります。