新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

ちゃぶ台返しのトランプ政権

 今日は所用があって、中学の仕事をお休みしました。相場の方は80円ちょい高です。対ドル相場は109円割れ寸前まで来ました。
 このところ北朝鮮情勢についてばかり書いてきましたが、またまたトランプ大統領がやってくれました。得意のちゃぶ台返しです。
 イランとの核合意からの離脱です。とにかくこの政権はオバマ大統領がしたことが大嫌いです。大嫌いでもいいのですが、国際的な合意をどんどん破棄してきます。
 アメリカンファーストを掲げて当選したのですから仕方がないところもあります。同時に国際的にみればアメリカの信頼感がどんどんなくなってきています。
 TPPに始まり地球温暖化条約さらには対イラン核合意からの離脱です。エルサレムへの大使館移転もそうです。トランプ大統領にすれば文句があるならアメリカと対決しろということでしょう。
 今のところ公然とアメリカと対決している国はありません。トランプ大統領としては、多国間協議より二国間協議の方が有利な立場に立てると考えているのです。
 当事者にしたらアメリカの言いなりにさせられているという屈辱感を味わっているでしょう。個人でもそうですが相手から一方的に屈辱的な扱いをされたら仕返しをしてやろうとおもうはずです。
 また皆で決めた約束を自分の都合で破るなら、それが個人であれ国家であれ相手を信頼しなくなります。今のアメリカがそんな状態です。
 物事がうまく進んでいるときはそれでも良いのですが、いざ逆回転し始めると一気に不満が噴出します。また、対決することのできる国につく可能性もあります。
 取りあえずアメリカに対抗できるのはロシアか中国でしょう。ロシアは今ヨーロッパ諸国に人気がないので、中国の存在感が大きくなると思います。
 かっては日本の存在感が大きかったのですが、今はさっぱりです。アメリカの言いなりと思われています。米朝会談はどうもシンガポールで行われるようです。
 アメリカの対応が注目されます。これで米朝合意となれば、はしごを外されるのは日本です。さてさてどうなることやら。国際情勢の動きが注目されます。
 明日は専門学校の授業です。