新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

ある雑誌に見る官僚不祥事評価

 今日は中学での仕事の後庭の整理や大型ごみ処理などをしました。今日は一日暑かったので大変でした。それでも懸案の一部が片付いたのでうれしいです。
 相場の方は日経平均で100円越の値上がりでした。対ドル相場は109円台を推移しています。来月配当金が入るので楽しみです。
 ところで今日本屋に行って毎月立ち読みしている雑誌を見ていたらおもしろコラムを見つけました。雑誌の名前は「軍事問題研究」というものです。
 名前の通り軍事問題を専門に扱っている月刊誌です。ずいぶん古い歴史を持つ雑誌です。もちろん、内容から考えて立ち位置は保守寄りです。
 官界の異動などについて書かれているコラムにおもしろい記事を見つけました。まず防衛省の日報についてです。旧軍でも戦闘については詳報を残すのが常識です。後日活動の反省や評価をするためです。そもそもそれが存在しないなどと公然と言い放つこと自身軍事機関としてはあり得ないというのです。
 まして、後から調べたら出てきたなど論外だと非難していました。また江戸時代から官僚は存在したが、決裁した文書を書きなおすなど聞いたことがないと書いていました。
 確かに藩官僚であれ幕府官僚であれ、上司の決裁を受けた文書を書きなおしたりはしません。そんなことが普通に行われているとしたら、歴史学は成立しないでしょう。
 古文書と言われるものは書かれたことが真実だと考えて利用しているのです。それが真実を表していないとは思わないでしょう。江戸時代勘定奉行が決済した文書を勘定方が書き直したりはしないと思います。軍事問題研究でもそのことを厳しく非難していました。
 自衛隊の幹部が国会議員に罵声を浴びせた問題でも自衛官を鋭く非難していました。一般の人でも通行人に罵声を浴びせるなど常識はずれの行動です。
 非難されて当然の行いだとコラムは述べます。まして名誉と規律を重んじる幹部自衛官がそんな行いをすることは言語道断だとしています。
 軍事問題の専門雑誌のコラムでも厳しく非難される官僚の不祥事や幹部自衛官の行為はやはり常識から大きく離れているのだと思います。
 政治家の劣化もひどいのですが、官僚の劣化もひどいです。組織は外部からの圧力でなく内部の腐敗から崩壊すると言われます。
 やはり自民党一強いあるいはアベ一強政治の弊害だと思いました。もしこれでアベ三選となれば、国の行く末は暗澹たるものに思えてなりません。
 明日は専門学校の授業です。