外交は内政の延長ー朝鮮半島問題
今日は孫の運動会があるので、これから忙しくなります。それで今ブログを書いています。米朝首脳会談は結局予定通り行われるようです。
アメリカが態度を軟化させたのです。日本以外の関係国は取りあえず舞台に登場しました。最後に登場したのがロシアです。
北朝鮮は韓国・中国・ロシアとの会談を背景にアメリカに臨んでいます。アメリカは一国で対応しています。日本の名前はほとんど出ていません。もし米朝合意が成立した時には日本にもお金を出してもらうというところにしか出ません。
またまた日本はアメリカの都合でお金を出すATM状態です。と言っても現状では日本の出番はありません。タイトルにある通り外交は内政の延長上にあるのです。
その昔、日米交渉で中国からの撤兵を迫られて会談は決裂し、戦争へと突入しました。満蒙は日本の生命線なので一歩も譲ることはできないというのが軍部の主張でした。
もちろん、当時の国民も皆そう思っていました。政府は内政上妥協することができなかったのです。今の北朝鮮のように非核化について段階的に行うという形での妥協は無理だったのでしょう。
日本人はある意味では柔軟ですが、あるところでは強硬です。拉致問題での妥協ができなければ、全く交渉しないという姿勢です。第三国を交えた協議といった妥協をすればよいのですが、拉致被害者全員が帰るまで交渉しないのでは、流れに取り残されるでしょう。
ただ表面的には相手が頭を下げてきたらか乗ったという形が必要だったのでしょう。北朝鮮のすごいところは、ここで頭を下げたことです。名を捨てて実を取ったというところでしょう。
安倍さんにはとてもできないことです。もし、こちらから北朝鮮に会談を求めたら、保守派だけでなく、世論の袋叩きにあうでしょう。
安倍政権もこのまま傍観していては流れに取り残されると感じているはずです。6ケ国協議に参加した国のうち5⁵カ国間での協議が成立したのに、日本だけができていません。
慌てる○○はもらいが少ないとか、急がばまわれという言葉もあります。しかし、同時に先手必勝ということばもあります。今はどう見ても後手にまわっています。これから日本が朝鮮半島問題で形勢を挽回させるのは難しそうです。
会談の行方が注目されます。明日は中学の仕事です。