新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

岩の上に家を建てる。-今日の説教から

 今日は日曜日なので教会でした。今日はこれまで通っていた教会です。昨日同窓会があったので、以前住んでいたところに泊まったのです。
 説教はマタイ福音書8章の山上の説教の最後の部分です。岩の上に家を建てなさい、砂の上に家を建てたならすぐに壊れてしまうという話です。
 確かに砂の上に家を建てるのは簡単です。逆に岩の上に家を建てるとなると大変です。ちなみにおじさんの家の庭は岩盤の上にあります。
 塀を立てる時大変でした。ドリルで穴をあけて、そこにセメントを流して固定しました。敷地の一部が岩盤ですから、家が沈んだりする可能性はありません。
 事実築後40年を経過しますが、ゆがみは全くありません。障子やドアもスムーズに動きます。さて、今日の説教ですがやはり信仰について述べた物でしょう。
 すぐに信じる人はすぐに信仰から離れていくと思います。そもそも信仰を持つというのは大変なことです。仏教の場合信仰告白は必要ありません。
 自分があるお寺の門徒であると思えばそれでよいのです。お寺とのかかわりも、葬儀か法事の時くらいでしょう。お寺からの寄付の要請で自分があるお寺の門徒であると思いだすこともあるでしょう。
 教会の場合は、毎週教会に行くことで自分の信仰を確認します。一回洗礼を受ければ後は何もしなくても良いというものではありません。
 それだけに信仰を持ち続けるのは努力が必要です。ちょっと油断すると日曜日にどんどん予定が入ってきます。日曜日に人から誘われることも多いでしょう。
 若いころは特にそうだと思います。それでも強い意志をもって教会生活をするのは大変だと思います。おじさんも子育ての頃は教会生活と日常生活とのかねあいが大変でした。
 今は時間が自由なのでほとんど毎週教会に行けています。それにしても教会も若い人が減りました。以前は若い人の方が多かったのですが、今は高齢者中心です。
 日本の宗教すべてが高齢化していると思います。田舎のお寺も神社も教会もいずれ亡くなっていくでしょう。お寺の場合建物が大きいので特に維持管理の費用が大変だと思います。
 お寺の屋根の葺き替えだけも、数百万円どころか数千万円かかると思います。今農地が山林化しているそうです。その山林はかって人が住みお寺があり神社があった地域を飲み込んでいくでしょう。
 明日は中学の仕事です。