知人の法事に出ました。
今日は知人のお母さんの三回忌に出ました。おじさんはキリスト教ですが、いろいろ事情があって、法事などにでることがあります。
仏教のことについて学ぶことができておもしろいです。三回忌となれば、関係者の悲しみもだいぶ薄れます。仏教でいえば次は七回忌です。
このお寺ではお坊さんの読経にあわせて、参列者もお経を読みます。その時、かって国語史の講義で学んだ有名なハ行転呼音がありました。
これは中世から戦国にかけてあった言語現象です。たとえば「こんにちは」という時の「は」が「た」になるのです。つまり、中世から戦国期まで「こんにちは」ではなく「こんにった」と言ったのです。
ある年の大河ドラマを見ていたら、秀吉がこのハ行転呼音を使っていました。今日発見したのは、和讃を読んでいた時、この転呼音がありました。
「は」と書かれた横に「タ」とフリガナがついていたのです。お坊さんは間違いなく「は」と書かれた部分を「タ」と発音しました。
参加者には申し訳ないのですが、信仰が違うのでどうしても違うところに目が行ってしまいます。和讃(わさん)とは日本語で書かれた仏をたたえる言葉です。
以前真言宗の声明(しょうみょう)を聞きに行ったことがあります。お経に独特な節回しをつけて唱えるのです。その時は何とグレゴリー聖歌と共同で演じていたのです。
おじさんは古典文学などで仏教説話などを学んだので仏教についてはいささか興味があります。法事にでたおかげでいろいろなことを学ぶことができました。
明日は日曜日なので教会です。