新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

北朝鮮の遺骨返還について

 今日は専門学校の授業でした。金曜日は外から見学者があったので、まじめにやってくれたのですが、今日はあまり乗りませんでした。
 教えながらいつも思うのですが、日本語は余りにこまやかで習得するのに難しい言語だと思います。そういえば、教務主任の先生が、シンハラ語を書いてくれました。
 学生さんにスリランカ人の人がいるのです。スリランカシンハラ語がつかわれているのです。文字を見てびっくりです。お団子の塊のような文字です。
 ネパール文字も串団子みたいです。逆に言えばネパール人やスリランカ人にとって漢字は全くなじめないと思います。話せても書くのは大変でしょう。
 ところで、先日の首脳会談で決定した、遺骨返還問題で北朝鮮が協議をすっぽかしたようです。協議の場に現れなかったのです。
 これは北朝鮮の常套手段です。物事をできるだけこじらせるのです。相手の反応をぎりぎりまでみるのです。少しでも有利な取引をしようとしているのです。
 アメリカにとって戦没者の遺骨を収集するのは大切なことです。もし、大量の遺骨を返還させるならトランプ大統領にとって手柄になるのです。
 米軍は伝統的に死者をアメリカに返すことを目標にしています。死んでも祖国に帰ることができるというのは、軍人にとってとても大事なことなのです。
 逆にいえば、遺骨返還で合意しながら、それをすっぽかしたり取引の材料にしたりするとアメリカは激怒します。トランプ大統領にとっても許せないことになるでしょう。
 多分猛烈な勢いで抗議しているでしょう。その剣幕に驚いてすぐ対処するはずです。もちろん、何らかの取引材料を提示したはずです。
 北朝鮮は本当に扱いにくい国です。安倍首相も対北朝鮮首脳会談を願っていますが、一筋縄ではいかぬ相手なので、よほど心してかからねば大変なことになるでしょう。
 明日は中学の仕事です。19日で中学の仕事も夏休みになります。専門学校の授業は7月いっぱいあります。