流が変わってきました。-金融政策と国内政治
昨日は前期最後の専門学校の授業でした。今週の金曜日の前期試験で前期の予定は終了です。後期は⒑月からなので、長い夏休みに入ります。
もちろん中学の仕事は9月からです。ところで、とうとう日銀が金融政策の一部を修正しました。これで5年近く続いた異次元緩和も取りあえず終わりです。
一気にすべてが変わるわけではありませんが、やはり流れは変わります。安倍政権誕生から続いた安倍一強の流れもだんだん変わってきたと思います。
異次元の金融緩和はアベノミックスの一番の目玉でした。歴史的にも珍しい金融政策を打ち出して世間をあっといわせました。
株価も円も大きく動いたものです。おじさんもその恩恵の一部を受けました。その後いつまでたっても、物価は上昇しません。逆に銀行経営は疲弊し、やたらに不動産投資が増えました。
どこに行ってもマンション建設ばかりです。ちょっとした家も壊してマンションになりました。おじさんの家の近くも同様です。おかげで2階建てのアパートなどは長期にわたって入居者を募集しています。
しかし、今回の金融政策の変更で不動産への融資条件が厳しくなるでしょう。異次元の金融緩和はある種の壮大な経済学的な実験でした。
金融政策によって物価が上昇するかというものです。インフレは普通通貨が増えて物がそのままであれば、物価が上がる現象です。
ところが、お金はジャブジャブ市場に出回ったのですが、物価は上がりませんでした。その理由はいろいろ言われていますが、複合的な理由だと思います。
結果から言えば異次元の金融緩和の実験は失敗したのです。日銀が取りあえず政策の一部とはいえ修正したのは良かったと思います。
戦前の旧軍は最後まで失敗を認めず国家を破綻させました。その轍を踏むことがなかったのは良かったです。アベノミクスというくらいですから、今回の金融政策と安倍政権が深くかかわっていたことは事実です。
戦国時代でいえば、圧倒的な勢力の今川氏が織田氏に敗れたり、毛利氏が陶氏を破ったりして覇権を握ぎった例もあります。時代の流れが味方すれば少数勢力でも多数に勝つことができるのです。
小泉政権もそうです。一時は泡沫とまで思われた小泉氏が政権を握りました。トランプ大統領も同様です。スポーツ界でも絶対的な権力を持った人が非難されています。最近ではボクシング連盟で出ています。体育系の団体で続出しています。
安倍三選は間違いありませんが、次はありません。すでに水面下ではポスト安倍を見据えて動き始めているでしょう。総裁選終了直後から噴出すると思います。
冷遇されたメンバーは次を狙って団結するでしょう。経済の世界でも内外の政治の世界でも大きな変化の流れがでてきたようです。
明日は前立腺の検査に行く予定です。これから健診の季節に入ります。