新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

長生きは幸せかー100歳まで生きたら大変です。

 今日は午後から孫の世話があるので、今これを書いています。最近老後の生活をめぐる話題が多いです。以前なら葬式の話は縁起が悪いと言って取り上げられなかったものです。
 まして葬儀社の広告などあり得ませんでした。今は終活と言う言葉が普通に使われます。案外就活より良く使われるかもしれません。
 日本ではお金の話をするのは下品だと言われましたが、親が死んだらその後の遺産をどうするか、生前に話合うようにとまで言われるようになりました。
 知人の方は相続人の一人が親の死後すぐ実家の評価を不動産会社に依頼したと言って憤っていました。今の時代親の死を悼むより実家の評価の方が大事なのかもしれません。
 おじさんも古希を越えました。男性の平均寿命が81歳なので残り10年を生きればよいことになります。人生を振り返っても後悔することはありません。あの時、別の道を選んだら別の人生もあっただろうと思うことはあります。
 しかし、選んだ道に後悔はありません。ところで、今のところ健康だし、仕事もありますが、この先このまま行けるとも思っていません。
 今のところ75歳までは働こうと思っています。長兄が今年76歳になりますが、75歳からやはり体力が衰えてきたといいます。原因不明のめまい症状も出たと言っていました。耳も遠くなったと言います。
 おじさんは今のところ何の薬も飲んだいません。健康ですが、この先いつまで健康でいられるか分かりません。一番怖いのは病気になることです。
 どんなにお金があっても病気になったらどうにもなりません。おじさんの知人はあなたは健康だから100歳くらいまで生きれるよといいます。しかし、普通に考えたら100歳まで元気でいられる可能性は少ないです。
 心臓は動いているが、寝たっきりという生活も家族に迷惑がかかります。今のところ仕事があるので、預貯金を取り崩さなくて済んでいます。いささかの蓄えもありますが、100歳まで生きたとなったら、年金だけでは不足し、蓄えを取り崩さなくてはなりません。100歳まで蓄えが持つとも思えません。
 生きて居るうちにお金を使ったほうがいいと知人はいいますが、後10年で死ぬのか20年なのか30年なのか分からないのでは思いッきりお金を使うこともできません。
 昔は太く短く生きる人生もあったでしょうが、今のような長寿社会では細く長く地味に生きるしかないのです。老後にお金がないとみじめです。若いころなら貧乏でもまたやり直せますが、老後にお金がないと絶対に取り戻すことはできないのです。 ,
 長く生きればそれはそれで様々な困難に出会います。自分に襲い掛かる困難だけでなく、自分以外の身内に困難がやってくることもあります。例えば子供が病気になったり、孫が病気になったりすることです。
 やはり人間、寿命を言われる年齢で死ぬのが一番ではないかと最近思っています。明日は日曜日なので教会です。