新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

複雑な朝鮮半島情勢ー拘束日本人の釈放

 今日は夕方から野球観戦なので今これを書いています。相場は小動きです。もちろん、おじさんの持ち株は含み損のままです。
 最近は持ち株の値段を見ることもやめました。次は9月の配当確定だけを楽しみにしています。12月に数万円の配当がきます。まあ定期預金の金利に比べれば格段に良いので株価は気にしていません。
 最後に株式を売却してすでに2年くらい経過しています。持ち株の値段が買値を上回らないので売るわけにいかないのです。おじさんは投資のスタンスとして損切りはしません。
 株式投資はエンドレスなので、会社が倒産しない限り、実質の損はでないのです。もちろん無配だと利益もでませんが、100万円定期預金に預けても数百円の利息ですから、無配でも気になりません。
 ところで、先日北朝鮮に拘束された日本人のが釈放されました。一時は日本政府との取引材料になるのではと言われたものです。
 このところ北朝鮮情勢は複雑に動いています。こじれているともいえるし、予想通りだとも言えます。問題の中心はアメリカです。とくに人の言うことを聞かず独断的な行動をするトランプ大統領が問題の中心です。
 外交の専門家は北朝鮮が一筋縄ではいかぬことを皆知っています。しかし、トランプ大統領だけは自分が交渉すれば何とかなると思っているようです。
 まあ大いなる勘違いですが、大統領は彼なのですからどうしようもありません。もちろん北朝鮮ははじめから非核化をする気はありません。核のない北朝鮮などアジアの最貧国の一つに過ぎないのです。
 中国の属国になるか、韓国に飲み込まれるかその二つに一つです。金一族もそうなれば、ロシアに亡命するか中国に亡命するかしかありません。
 ただ北朝鮮も長い歴史の中でしたたかに生きてきた朝鮮半島の国です。長い歴史の中で中国と日本の二つに翻弄されながら生きてきました。
 今回の釈放は取りあえず日米にくさびを打ち込む狙いがあると思います。北朝鮮から好意的なサインが出たのですから、日本も何らかの形で答えなければなりません。
 それも目に見える形でやればアメリカが怒ります。さりとて北朝鮮との交渉を求めてきた日本としてはこの好機を逃すわけにはいきません。
 北朝鮮としては、王手飛車取りで、日本が北朝鮮に妥協してくれるのが王手ですが、そうでなくてもアメリカが日本に疑心暗鬼になってくれればそれも良しなのです。
 中国も今アメリカと貿易戦争状態なので、北朝鮮に肩入れしています。アメリカは経済面で中国に圧力をかけているのに、外交面で中国の手助けを求めることはできません。
 その逆が中国です。経済面でアメリカと戦争しているので、外交面で北朝鮮を助けてアメリカに圧力をかけているのです。日本も中国と同じ立場にあります。
 簡単に言えばトランプ大統領の経済政策のおかげで外交面はめちゃくちゃになっているということです。一度崩れた信頼は戻りません。この先アメリカ外交は厳しい局面に立たされるでしょう。
 明日は家でのんびり過ごします。