新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

死せるマケイン生けるトランプを走らす

 今日は午後から買い物に行ったりするのでこれを書いています。今日あるサイト(現代ビジネス)を見ていたらおもしろい記事がありました。
 アメリカの有力議員であったマケイン氏が亡くなった後の葬儀にトランプ大統領が招待されなかったことに関する記事です。マケイン氏は共和党上院議員で上院軍事委員会の委員長でもありました。
 おじさんも名前は知っていました。オバマ氏との大統領選挙にも共和党から出馬して敗れた人です。ですから、葬儀には歴代の大統領が招待されました。
 ライバルであったオバマ氏は追悼の言葉を述べたそうです。ライバルからも惜しまれた人柄だったようです。もちろんアメリカ国内では根強い人気がありました。
 そんな有力議員の葬儀に同じ共和党の現職の大統領が招待されないというのは異例のことです。もちろんこれはマケイン氏の意思でもあったでしょう。
 遺族が勝手に同じ党出身の現職大統領を葬儀に招待しないなどと言うことはありません。それでは葬儀の時トランプ大統領は何をしていたのでしょうか。
 彼はゴルフをしていたそうです。現在トランプ大統領に対する内外の評価は分かれています。これまでの行きがかりを捨てて大胆な行動をする革新的な大統領だと評価する人もいます。
 日本国内においても同様です。安倍総理などその代表でしょう。しかし、今回の出来事はトランプ大統領に対するアメリカ政界の評価をよく表しています。
 良識派の代表ともいえるマケイン氏が自分の葬儀にトランプ大統領を呼ぶなと言ったのですから、この影響は大変なものがあります。
 マスコミがたばになって反トランプキャンペーンをしても厚顔無恥なトランプ氏にとって痛くもかゆくもないでしょう。しかし、共和党の重鎮で国民の間で党派を超えて人気のあるマケイン氏から葬儀に呼ばれないほど毛嫌いされているというのは政治的には大きな打撃です。
 まして、葬儀の際中自分はゴルフをするなど不謹慎です。事実この後トランプ氏の支持率は下がっているようです。コアなトラン大統領支持層は何があっても支持するでしょう。
 しかし、中間層というか無党派層トランプ大統領の態度に不快感をもっていると思います。まもなくアメリカの中間選挙が行われますが、このことにも今回の出来事は影響を与えるでしょう。
 かって死せる諸葛孔明が生ける司馬仲達を敗走させた故事があります。今回の出来事はまさにそれにそっくりです。
 おじさんは反安倍・反トランプなので中間選挙共和党が敗北し現在のいびつな政治が少しでもまともになることを願っています。
 明日は日曜日なので教会です。以前行っていた教会に行く予定です。