新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

老後に必要なものー1に健康2に居場所

 今日の相場は日経平均で250円越の高値でした。先週下げた分を埋めているようです。今日朝、所用で外出していたら、デイサービスの車を多くみました。
 そういえばちょっと立派な建物は介護関係のものです。本当にどこに行っても見かけるようになりました。おじさんも古希をすぎ、今年も団塊の世代が古希に加わります。
 昭和21年から4年間くらいが人口的に一番多いのです。今年は23年生まれが古希です。来年でほぼ団塊の世界が古希になります。そうして間もなくしたら、今度は後期高齢者になります。
 以前も書きましたが、おじさんの同世代はおじさんも含めてまだ働いています。先日イオンに買い物に行ったら、70代後半と思える方がレジをしていました。
 また、近くのスーパーでは70歳以上歓迎週2日以上一日2時間でも可という張り紙がありました。これをみながら、健康であれば70歳過ぎても働けるのだと思いました。
 逆に病気の話もよく聞きます。義弟はおじさんより一つ上ですが、以前心臓にステントを入れて血管を広げたと聞きました。今度は膀胱がんの疑いをもたれたようです。こちらは間違いだったそうです。
 兄は後期高齢者になりましたが、メニエルになった上耳が聞こえにくくなったそうです。大学で体育を教えていた友達はパーキンソン病になったそうです。義弟の弟もそうです。
 老後に一番大切なのは健康です。健康であれば、他に何もなくてもやっていけます。病気になったり、体調が悪いとどうしようもありません。
 ただ健康でも居場所がないと厳しいです。居場所とは、一日過ごせる何かです。趣味で過ごせればよいのですが、そんなに時間のつぶせる趣味も少ないでしょう。そういえば、最近ゲートボールをする人を見かけません。
 おじさんの知人でも聞いたことがありません。女性の場合、老後にサークルに入って元気に過ごす人が多いです。 音楽関係でも以前は大正琴などが流行りましたが、今はみんなで歌ったり踊ったりするそうです。
 ボランティア活動も盛んです。小学生の通学の見守りなどやっている人もいます。おじさんは幸せなことに、仕事があります。今のところ75歳までがんばろうと思っています。となれば後4年です。
 ところで今話題の老後にいくらかかるかですが、これは全く不明です。というのも不確定要素が多すぎるからです。60代で死ぬならお金もそういりません。100歳まで生きたら相当お金がないと大変です。
 先述したように病気で寝たきりになるのと、ずっと元気なのでも違います。夫婦か単身かまた年金が幾らか、さらには持家か賃貸かでも違います。都市と地方でもそうです。
 もちろん老後の資金が多ければ多いほどいいです。お金は何にでも交換できるからです。若いころにお金を貯めておけば良いのですが、なかなかそれも難しいです。
 取りあえず若いころ暴飲暴食などせず、節制して健康に留意すれば、老後に一番必要な健康を維持できます。また、老後を見据えて趣味やボランティア活動、また資格を取るのもよいでしょう。
 日本語教師の資格があれば、海外で働くこともできます。教職の資格があれば、非常勤講師もできます。会社人間もいいですが、会社人生はすぐ終わります。それ以後が長いのです。
 これからは老後のために今を生きなければならない時代なのかもしれません。古希に入ってつくづく考えさせられています。以前は若さを羨ましく思う時代でしたが、今は老齢に入って良かったと思います。
 これから老後を迎える若者は大変だろうと思うからです。明日は中学の仕事です。