新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

意外に健闘石破候補ー党員票で頑張りました。

 このところ忙しくて久しぶりにブログを書いています。今日の相場はちょい高で引けました。このところ高値が続いたので一服というところです。
 今日は自民党の総裁選挙です。安倍総理の勝利は間違いないので世間でもそれほど話題になりませんでした。しかし、以前から言われていたように、国会議員と地方の乖離がはっきり示されました。今回の投票でも国会議員の票のほとんどが安倍総理に入りました。
 これは当然です。小選挙区制度のもとでは自民党総裁の権限は絶大なものがあります。下手に総裁に逆らえば次の選挙では外されてしまいます。
 公認権は自民党総裁にあるのですから当然です。ですから、国会議員についてははじめから結果は分かっていました。当然国民もそれを知っています。
 逆に党員投票はそのまま両候補への支持が出ます。党員票の場合、アメで釣ったり鞭で脅すこともできません。世論がそのまま出るのです。
 もし本当に安倍総理自民党員に支持されているのなら圧倒的多数で党員票も獲得できるはずです。結果はそうなりませんでした。
 党員票だけでいえば224票対181票です。その差わずかに43票です。いかに安倍さんが地方で支持されていないか分かります。
 結果は安倍総理の圧勝ですが、その実はというところです。自民党員の間でさえ圧倒的な支持はないのです。安倍政権に対する世論調査の結果によく似ています。
 国民は決してもろ手を挙げて安倍政権を支持しているわけではないのです。このまま憲法改正国民投票かいなどしたら負けるでしょう。
 今回の総裁選挙の結果について安倍さん自身良く分かっていると思います。石破さんは、200票取れれば御の字と言われた票を50票も上乗せしました。
 石破さんは次の総裁選挙の最右翼に名乗りでました。今回の結果から考えて安倍さんが次の総裁選に出ることは考えにくいです。
 政局は一気に流動化すると思います。次の安倍政権はないのですから、有力者はポスト安倍に向けて走りだすでしょう。3年なぞあっと言う間に経過します。
 奇しくと安倍政権の主張に出口政策が出ました。次の政権は誰がなっても、安倍政権の置き土産であるアベノミクスの後始末に苦慮することになるでしょう。
 明日は仕事もないのでのんびり過ごします。