新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

負けに不思議なしー沖縄県知事選

 今日は午後も授業がありました。月曜日は大体午前中で終わりなのですが、今日は時間割の変更で午後までありました。5時間目の終わりが15:00近いので、家に帰るのが4時近くなります。
 ところで今日の相場は円安株高相場です。対ドルで円は114円に近付いています。どこまで円安が進むのか全く不透明です。
 昨日の沖縄県知事選は自公の大敗で終わりました。玉城候補の勝利というより自公の候補の自滅と言った方が良いでしょう。
 一時は僅差の勝負とまで言われました。終盤で追いつき追い越したとまで言われたのに蓋を開けてみれば、予想外の大差で自公推薦の候補が敗れたのです。
 以前新潟県知事選挙があって、この時は自公推薦の候補が勝ちました。これで安倍政権はすっかり気を良くしました。地方でも勝てるという自信を持ったのです。
 沖縄でも同じやり方をしたのですが、大失敗でした。簡単に言えば基地問題は棚上げにしてお金をばらまけば、県民はついて来るだろうと見たのです。
 逆にその姿勢に県民は怒ったのだと思います。また今回の選挙は玉城候補に対するフェイクニュースが沢山流れたようです。これに嫌気して玉城候補から県民が離れるだろうと踏んだのですが、逆の結果になりました。
 お金に誰でもつられるわけではないのです。このところ安倍政権には悪いことが続いています。悪いというより予想外のことです。
 その始まりは対北朝鮮問題です。この問題では日本は完全に置き去りにされました。友人と思ったプーチン大統領にもこけにされました。
 総裁選で勝ったものの、地方票では石破候補に追い上げられました。そして、総裁選より大事な選挙として、位置付けた沖縄県知事選では大敗です。
 負けに不思議なしと言う言葉がありますが、安倍政権の神通力は国会議員に通じても国民には通じないのです。安倍一強あるいは忖度というのは、中央の人だけのことです。
 裸の王様状態に安倍さんはなっています。王様が裸だといえば、干されてしまうので、皆でよいしょしているのです。しかし、国民は王様が裸だと見抜いているのです。
 今回のことで次の地方選挙や参議院選挙に不安を抱いた議員も多いでしょう。どんなに自民党の支持率が高くても個別の選挙で勝つわけではないのです。
 今回の知事選で安倍政権にべったりでも選挙に勝てないことが分かりました。水面下では安倍政権離れが進むでしょう。
 とくに今度の内閣改造では留任が多そうです。大臣になれなかった議員の中には面従腹背の議員も出てきます。一連の流れの中で、すでに安倍政権はレームダック状態であることが分かりました。沈没する船から逃げるのは世の常です。次の総裁候補へと気持ちは移るでしょう。
 さてさて次の総裁は誰かまだ今のところ全く不明です。本命石破対抗岸田穴は河野大穴小泉と言ったところでしょうか。
 明日から専門学校の授業が始まります。