新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

沖縄の市長選挙

 今日はいろいろ忙しかったです。株式相場はまた下落です。400円越えの安値でした。一時下がった時に押し目買いした投資家は今日は損をしました。
 どの時点で底を打ったか判断するのは難しいです。まさに株の格言「もうはまだなり、まだはもうなり」です。もう下がらないだろうと思った下がるのです。
 ところで、先日沖縄県知事選挙で自公の推す候補が敗れました。その後注目された市長選挙でも敗れました。これで沖縄の選挙では2連敗です。
 地方選挙は地方住民の意思のあらわれでです。変化は歴史的に見て辺境から起こります。明治維新にしても日本の一番端の藩である薩摩藩から起こりました。
 今回の安倍政治への反対も日本の一番端の沖縄県から起こっているのです。2連敗というのは尋常ではありません。知事選は弔い合戦で説明されても仕方ありません。しかし、今回の市長選はそうはいきません。
 知事選に負けて市長選に負けるわけにはいかないので、政権与党も相当力を入れたはずです。それでも負けました。昨日テレビで見た世論調査の結果もそれをよく表しています。
 テレビ局の親会社はどちらかと言えば政権よりです。ですから内閣支持率では支持率の方が高く出ていました。しかし、安倍政権の一番の政策である憲法改正については圧倒的に反対が多いです。
 麻生大臣の留任についても評価しないが多いし、いわゆるもりかけ問題にも納得していません。もちろん先述した憲法改正を重要課題とする意見はほとんどありません。
 現代の一番の課題は医療や年金問題であり、後は経済問題などです。憲法改正など7番目くらいのテーマです。また政権支持率も圧倒的に自民党です。
 これは安倍政治は反対だが野党に政権をやれないということです。今日消費税10%引き上げを打ち出しました。税金が上がって喜ぶ人はいません。
 税金は引き上げます。身びいきの政治もやります。それで国民が望まない憲法改正もやりますでは政権維持は難しいでしょう。
 こころある自民党議員はポスト安倍を考えているでしょう。このまま憲法改正がスムーズにできるなどと思っている政治家はいないと思います。
 こんなことを強引にやれば次の参議院選挙でひどいことになるのは目に見えています。議員は選挙が全てですから、落選するような政策に賛成するはずはありません。
 さりとて現政権に反対すれ選挙の時公認がもらえないので黙っているだけです。選挙に不利となれば公然と政権批判を行うでしょう。
 驕る平家久しからずです。小泉さんの郵政選挙自民党大勝の後に政権交代が起こるなどと想像した人は一人もいません。
 圧倒的な多数をほこり自民党の一強の後にとんでもない政治的混乱も過去の例から考えて起こり得るのです。小泉政権も一強でした。
 安倍政権も一強です。強ければ強いほどその反動も大きいのです。さてさて政治は一寸先は闇です。案外来年の今頃安倍政権交代などと言ったニュースが流れているかもしれません。
 明日は専門学校の授業があります。