新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

日中首脳会談ー敵の敵は味方

 このところ忙しくてブログが書けませんでした。久しぶりに書いています。株式相場はひどいことになっています。日経平均で高値から3000円近く下げています。
 今日の株式欄は年初来安値のオンパレードです。前回の下げの後買った人は含み損を抱えていると思います。やはり相場は恐ろしいです。先日書いた通り「もうはまだなり」でした。
 とにかくトランプ政権になって国際経済も国際政治もひどいことになっています。外交や経済におけるちゃぶ台返しがひどいです。これまでの国際秩序が滅茶苦茶になっています。
 おまけに政権ではどんどん重要閣僚がやめています。先行き全く不透明です。そんな中久しぶりに日中首脳会談がありました。
 数年前なら考えられないことです。理由はタイトルに書いた通り敵の敵は味方です。敵はトランプ政権です。中国は大変な貿易戦争をアメリカから仕掛けられています。
 日本が無関係なら傍観するところですが、日本にとっても脅威なのです。中国の次は日本に貿易戦争を仕掛けてくるはずです。
 またトランプ政権の対北朝鮮政策も日本にとって脅威です。日本の頭越しにどんどんアメリカが北朝鮮との関係を深めていっているのです。
 アメリカの高官が北朝鮮を訪問し、北朝鮮の高官と会談しているのに、日本側はそれをただ見ているだけです。とても日本の高官が北朝鮮を訪問できる状況ではありません。
 中国もアメリカがどんどん北朝鮮と関係を深めていることに脅威を感じています。それでも中国は北朝鮮への影響力をもっています。
 市場が飽和状態に日本とちがって、中国にはまだまだ市場が残っています。さらには「一帯一路」も魅力的な政策です。
 日本企業としてもこれに食い込みたいと思っています。そんなこんなで両国の思惑が一致したのです。もちろん政治は一寸先は闇ですからどうなるか分かりません。
 ちょっと前まで米朝戦争かと言われたのに、米朝シンガポールで首脳会談して握手するのです。来年の国際環境がどうなっているかは全く不明です。
 中東情勢も不安定です。原油価格が上昇すれば経済に悪影響を及ぼすでしょう。さてさてこれからどうなることやら。明日は日曜日なので教会に行く予定です。