新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

悪霊を追い出すイエス

 今日は日曜日なので教会でした。新しく行き始めた教会です。今日は東京神学大学の神学生の人の説教です。神学生というのは神学部の学生さんという意味です。
 大学生というと若者のイメージですが、東京神学大学の場合、ほとんどの学生さんは編入生です。それも大学を卒業して社会で働いた後入学する学生さんが多いです。
 今日の神学生も40代くらいの方でした。神学生の場合夏の説教実習があって、国内の教会で説教の奉仕をするのです。今日の方も、実習の時説教の原稿を3回も書き直されたそうです。
 今回の説教もその時の説教を使ったのだそうです。緊張していたのか、声の調子が硬かったです。おじさんも商売柄人前で話すのですが、最初のころは原稿の棒読みみたいになりました。
 内容は珍しい悪霊を追い出した話です。マルコ福音書5章1~20章です。今回イエスが悪霊を追い払った場所はゲラサというところです。
 ガリラヤ湖を渡った先にあります。イエスが湖から上がるとすぐ「汚れた霊に取りつかれた人が墓場からやって」lきました。現代でいえば精神の疾患を患った人のようです。
 墓場に住み鎖や足かせをしてもそれを引きちぎるほど凶暴な人だったようです。彼は昼も夜も叫び声をあげ、自傷行為もしていました。
 イエスはこの男に「汚れた霊、この人から出て行け」と言うと出て行きます。イエスが悪霊に対して「名は何というのか」と聞くと「名はレギオン」といいます。「大勢とか軍団」という意味です。
 悪霊は近くにいた豚の中に入り込んでしまいます。そして豚たちは湖に落ちて皆死んでしまいます。豚飼いたちはこの出来事を人々に語るのです。
 しかし、人々はイエスを恐れて「その地方から出て行ってもらいたい」というのです。一方悪霊を追い出してもらった人は「一緒に行きたい」と願うのですが、イエスは許しません。
 そうではなく、自分の家に帰って「主があなたを憐れみ、あなたにしてくださったことをことごとく知らせなさい。」と言うのです。
 この男に伝道するように教えたのです。悪霊を追い出す話は知っていますが、説教では余り取り上げられません。珍しい内容の説教でした。
 明日は中学の仕事があります。