新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

いまさらですがアメリカの中間選挙について

 久しぶりにブログを書いています。以前は毎日書くことにしていたのですが、古希を越えてからは数日おきにありました。古希を越えたのに毎日仕事をしているせいです。
 去年は午前中だけだった仕事が今年は午後にも入っています。それに単独で行う授業も週2日程度あるのです。授業補助はそれほど疲れませんが、単独授業は疲れます。
 とまあ言い訳はそのくらいにして、注目のアメリ中間選挙について書きます。トラン大統領は大勝利と言っていますが、それはないでしょう。
 と言って大敗北というわけでもありません。まあ想定内と言ったとことでしょうか。上院は共和党下院は民主党過半数を占めました。
 上院は民主党の改選議員が圧倒的に多かったのですから、過半数を超えることは最初から無理だと言われていました。下院はこれと逆の状態でした。
 どこの国の選挙でも現職が有利なことは間違いないので、予想された結果といえます。ただ新しい流れが出てきたことも事実です。
 史上初が多いです。史上最年少の下院議員が出たり、イスラム教徒や先住民出身の議員もいます。またこれまでなかったほどの女性議員が誕生しています。
 若者の投票率がこれまで以上に多かったことも注目されます。ただ様々な思想の持主が民主党に登場したため、次回の大統領選挙の候補者選定の際大きな問題になるでしょう。
 日本では左派や社会主義者というのは嫌われますが、アメリカの若者の間では社会主義的な思想が広がっています。ソ連や中国では失敗しましたが、もともと社会主義は社会の平等を目指したものです。
 一種の理想主義ともいえます。ですから、純粋な若者が理想にあこがれるのは当然なのです。現状に満足し変革を嫌う日本の若者の方が世界的に見ておかしいのです。
 さて、これからの世界ですが今回の選挙結果で大きく変わるとも思えません。アメリカでは大統領独自の権限でできることが沢山あります。
 特に通商や外交などです。もし民主党が上下両院を取ったら結果は違っていたでしょう。行政府と議会のねじれはアメリカでは当たり前なのです。
 株価の方も一旦値上がりした後値下がりしました。アメリカの相場も同じ傾向にあります。これからも先の見えない世界情勢が続くと思います。
 2年後トランプ再選などとなったら、世界は大変なことになると思います。明日は教会です。新しく行き始めた教会に行きます。