新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

対韓国問題ーどうするのか

 昨日は教会でした。新しく行き始めた教会です。1年近く通っているので、牧師さんとも顔なじみになりました。映像などを使って説教するなど新しい試みをしています。
 奇をてらうのでなく、説教理解の手助けにしているのです。県庁所在地にある教会なので、新来会者も多いです。と言ってもほとんど地元のキリスト教主義学校の生徒さんです。後旅行者などもいます。韓国からの旅行者が大勢来たこともあります。
 ところで、問題が少しも解決しないのが対韓国問題です。徴用工問題に続いてレーダー照射問題です。落としどころが少しも見えません。
 韓国の態度も問題があります。日本のことを無視しているようも見えます。文大統領には北朝鮮と中国しか見えていないのかもしれません。
 さりとて、日本の言い分をそのまま聞いたら韓国世論が黙っていないでしょう。日本も建前と本音の国ですが、韓国もそうだと思います。
 建前は対日強硬論だが、本音は現実的な解決を願っている韓国の国民も結構いると思います。逆を考えても明らかです。
 日本で韓国に対する融和的な意見を言えば、保守派の人から袋叩きに会うでしょう。今与党では対韓強硬論一色です。庶民の方もそうだと思います。
 ところで、先に捕鯨に関する国際機関から脱退しました。今韓国を相手にするな、断交しろとか経済制裁をしろという意見が起こっています。
 かっての悪夢を見る思いです。国際連盟を脱退し、国民政府相手にせずと交渉を拒否した歴史です。強気に出れば相手が引っ込むものでもありません。
 韓国政府としても、日本政府が強気で来ているのに、こちらが頭を下げるわけにはいきません。そんなことをすれば、野党から攻撃され支持率が大きく下がるでしょう。
 ここは時間稼ぎしかありません。日本人は熱しやすく冷めやすいので、少し時間をおいて落としどころを探したらいいと思います。
 韓国に対して断交とか経済制裁をすれば、ロシアや中国を頼るだけです。かって、韓国はロシアに頼った歴史があります。日本の歴史を見ても白村江の戦いでも秀吉の朝鮮出兵でも韓国は中国を頼りました。
 朝鮮戦争でも北朝鮮を助けたのは中国とソ連です。中国に居た時、中国人も韓国人は扱いにくいと言っていました。強国の中国と日本に挟まれていつも難しい立場に立たされているのです。
 それだけに日本や中国に対抗意識があります。中国は巨大国家ですから、従ってきましたが、日本に対しては強い対抗意識をもっていると思います。近代でこそ負けたけれど、古代や中世には自分たちの国の方が先進国であったという思いがあるのでしょう。
 さてさてこの先どうなることやら。一庶民であるおじさんにはどうしようもありません。明日は専門学校の授業です。来週は卒業試験があります。