新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

意外に知られていない聖書の言葉ー某水泳選手のことばも

 また久しぶりにブログを書いています。今日は日曜日なので教会です。以前行っていた教会に出席しました。来月までこの教会に出席して、4月から新しい教会に転会します。
 手続きもしました。ところで、最近某水泳選手が白血病になったという記事を見ました。その中でその選手は「乗り越えられない試練はないと」と言ったと報道されていました。
 余り記事にはされませんが、出典は聖書の言葉です。知人に聞くとなんだかテレビドラマで使われたので広く知られるようになったそうです。
 出典はコリント人への手紙10章13節です。「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないものはなかった」とまず述べます。
 続いて「神は真実な方です。」と述べます。神は試練を与えるだけでなく「試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていて」くれるのです。
 大学生のころキルケゴールの「死に至る病」という本を読みました。内容はほとんど忘れましたが、冒頭で「死に至る病とは神の救いに対する絶望である」と書かれていたようです。
 ところで、聖書の言葉で、ごく普通の格言のように使われるものもあります。たとえば、「豚に真珠」といえば、価値の分からないことのたとえです。
 これも聖書にでてきます。もう一つ有名なのが「目からうろこが落ちる」です。これは今まで分からなかったことが突然分かるようになったことのたとえです。
 こちらはキリスト教の偉大な伝道者であるパウロがイエスに出会って目が見えるようになったことの記事から来ています。
 中国の故事成語ほどではありませんが、聖書の言葉も日本の格言の中に取り入れられているのです。明日は中学の仕事です。