新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

地銀株がひどいことになっています。

 今日は中学の仕事でした。午前中4時間連続授業なので大変です。と言ってもずっとしゃべっているわけではないのですが、うるさい生徒さんを注意したり、質問を受けたりしています。
 ところで、地銀の経営が厳しくなるとの報道があったので、ゆっくり持ち株を見てびっくりです。買い値の半分近くなっています。
 去年の秋の株価に比べても1000円(100株単位)近い下げです。おじさんのもっている地銀株は小さな県のものです。
 県の指定銀行になっているので倒産ということはないと思います。もしそんなことになったら、地方経済は大混乱を起こします。
 小さな県の地銀の経営は大変だと思います。スルガ銀行の例でも経営が厳しいからあんな手段に出たのでしょう。地銀の経営が厳し理由は政府の異次元の金融緩和政策です。
 金利を上げてくれれば地銀も助かると思います。しかし、そんなことをすれば、日銀は大変です。保有する国債の価格が暴落します。
 政府にとっては国債金利の支払い額が増加します。財政赤字がさらに膨らむことになります。その上アベノミクスの失敗を認めることになります。
 ただここまで地銀の株価が下落するというのは大変なことです。どこか一行でも経営破たんしたら、その影響ははかりしれません。
 すでに異次元の金融緩和政策は限界にきています。本当はもっと早く政策変更しなければならなかったのです。安倍政権が余りに長期化した弊害です。
 悪夢のような民主党政権と安倍さんは言いましたが、このままでは悪夢のような安倍政権と将来評価されるでしょう。進も地獄退くも地獄の状況です。
 安倍政権が終わらない限り、異次元の金融緩和政策は終わらないでしょう。弊害が進めば進むほどそのカバーは大変になります。
 毎日暗澹たる気持ちで株価を眺めています。明日は専門学校の授業です。