中学の試験監督で思ったこと。
先週は中学の期末考査でした。以前の中学では試験監督がなかったのですが、今の中学ではあります。今回は2日ありました。
面白かったのは、何十年かぶりに出会った試験問題です。中学まであった試験科目が音楽や美術などです。最初の試験科目が音楽でした。
音楽の試験問題を見たのは中学卒業以来です。内容を見てびっくりです。以前学習指導要領が変更になって伝統音楽について学ぶ項目ができたと聞いたことがありました。
その流れに従って、琴についての問題がでていました。おじさんが中学生だったのは50年以上まですから、音楽の時間に琴についてなど学んだことはありませんでした。
他に滝廉太郎の「荒城の月」についての問題がありました。興味深かったのは、歌詞に関する問題です。歌詞に「秋陣営の霜の色」というのがあります。
この言葉についての問題がありました。「秋霜烈日」が答えなのです。すぐに思いつきませんでした。音楽の先生に答えを聞いてなるほどと思いました。
他に監督して面白いと思ったのは理科の試験問題です。今中学では観点別評価というのをやっています。それは知っていたのですが、試験問題に、これはこの観点からの問題だと書かれているのです。
学習指導要領に決められた観点に従って評価しないといけないようです。高校の場合、合計点が全てですが、中学ではそうはいかないようです。
中学の先生はとても丁寧です。提出物には必ず意見を書いています。漢字や作文については添削をして再提出などをさせます。
この上に授業と部活動があれば、いくら時間があっても足らないと思います。小学校だと6時間全て自分でやるので大変です。
忘れていましたが、中学や小学校では給食指導もあります。担任だけでなく、常勤の先生は必ずどこかのクラスで給食を食べます。
中学で教えるようになって、本当に驚くことばかりです。明日は中学の仕事です。