新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

新党結成ブームに思う。

 昨日は夜半から雷雨でしたが、朝には上がりました。昼過ぎには天気になりました。中国西南部は干ばつだというニュースが流れていますが、おじさんの街は結構雨が降っています。ただ、雨量が少ないみたいで、嘉陵江も川床が見えているところがあります。
 今日は青海省地震の哀悼日で、どの放送局もこの特別番組を取り上げているようです。四川地震は救援活動の立ち上がりが遅くて非難が集中しましたが、今回は政府も解放軍もすばやく対応したようです。ニュース番組などを見ても、地震発生直後から迅速に活動しているようです。
 さて今日は新党結成ブームについて書きます。日本では過去何回か新党結成ブームがありました。細川政権のころがそうでした。自民党から分裂した多くの政党ができ、その後また集約されて民主党ができました。今回も自民党を離脱して新党ができています。
 いよいよ真打ちの舛添さんが、新党を結成するようです。それではこの新党ブームはどうなるのでしょうか。おじさんの見通しでは一時的なブームの終わると思います。一番ダメージを受けるのは自民党でしょう。そもそも、前回の衆議院選挙で壊滅的な敗北をしたのに十分な反省もなく、議員が次々に離党しているのです。
 離党する側は自民党にいてもダメだと考えているからです。しかし、政治は数こそが命です。少数ではどうしようもありません。参議院選挙で民主党が敗北するのは事実ですが、だからと言って政権交代が起こるわけではありません。衆参同時選挙などと言っていますが、民主党からすればそんなリスクを取る理由はありません。
 今回の参議院選挙で敗北しても、公明党と組めばよいだけです。公明党が野党連合で自民党と組むはずはありません。参議院過半数を野党連合が取っても、予算を作ることはできません。政治は与党であることこそが命なのです。それに、政党の主張としては公明党民主党に近いのです。
 それでは新党はどうなるでしょう。一定の数の候補者が当選するでしょう。そして、亀井さんや福島さんのように民主党と連立して大臣になり政治に影響力を持つことを狙っているのです。しかし、その前に小沢さんが立ちはだかるでしょう。小沢さんは水面下では民公連立政権を狙っているはずです。新党には連立の誘いをするでしょう。しかし、それも民公連立政権の見通しが立つまでです。
 新党ブームは自民党崩壊のきざしです。これが広がれば、政治はさらに混乱の極に達するだろうと思います。おじさんは全く新党には期待していません。自分がこれまで所属した党が危機にある時こそ、残って踏ん張らなければならないのです。参議院選挙では伝統的は保守層は新党も自民党も見離し棄権に回ると予想します。ですから、投票率は低下し、強い組織票を持つ公明党が有利になるでしょう。支持政党なしの層は新党に分散し、自民党民主党は苦戦すると思います。
 明日はスピーチコンテストの選手選抜会とその後日本語学科の先生の食事会があります。明日又報告します。