新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国自動車状況ーおじさんの街を中心にー

 今日は午前中は買い物に行ってきました。おじさんのマンションから歩いて15分ほどのところに「永輝超市」(ヨンホイ)と言われる超市(スーパーマーケット)があります。おじさんのマンションの周辺には他に「新世紀」と「好又多」(ハウユウドウ)のスーパーもあります。「新世紀」はデパート系列のスーパーです。以前住んでいた官舎(こちらは3階建だったのでマンションというより官舎です。)に近かったので良く利用していました。店舗は小規模ですが、すぐ裏が市場なので、便利がよかったです。
 今はマンションに引っ越したので(マンションと言っても大学の官舎です。)「好又多」を利用していました。しかし、人が多いのとパンがおいしいので、前述したスーパーを利用しています。ここは日本のダイエのような総合スーパーマーケットです。アメリカのウオールマートと業務提携をしていたのですが、どうもウオールマートの直轄店になるようです。今閉店準備中です。おじさんの街には何店舗かウオールマートの店があります。日本の西友もウオールマートの子会社になっているので、さすがに世界的な規模の企業だと思いました。
 今日は、スーパーの帰りに見た自動車状況について書きます。中国では地域で自動車の状況が違います。例えばおじさんの街ではタクシーは全て日本の「スズキ」です。しかし、別の街では「VW」(フォルクスワーゲン)だったりします。おじさんの見るところ、圧倒的に外車が多いです。中国の国産車は絶対的に少ないです。
 日本車も日本と状況が随分違います。(少なくともおじさんの街では)まず日本では圧倒的な強さを誇る「トヨタ」の車が少ないです。逆に、日本ではそれほど強くない「マツダ」の車を良く見ます。今一番人気なのは「日産」のRV系の車です。おじさんの同僚の先生のご主人(おじさんの大学の管理部長・・副学長のすぐ下の地位)は3ケ月待って入手したようです。
 アメリカのフォードやGMも結構見かけます。警察関係の車両はフォルクスワーゲンが多いです。それも新車が多く見られます。RV系の車や軽自動車のようなものも使っています。繁華街ではゴルフ場のゴーカートのようなものもポリスと書いて使っています。
 ヨーロッパ系の自動車はフランスのプジョを良く見かけます。ボルボはこちらでは少ないです。もちろん、アウデイーも結構あります。ベンツは余り見かけません。多分日本の方がベンツをよく見かけると思います。チェコのスコダを見た時は驚きました。
 韓国系では、ヒュンタイ(現代)の自動車を良く見かけます。それに現在はヒュンタイの参加にある「KIA」という会社の自動車も見かけます。中国製で現在人気上昇中なのは「長安汽車」(「汽車」は自動車のこと)のワゴンRもどきです。(正式な名前は知りません。長安何とかと言います。)ワゴンRそっくりですが、それより一周り大き目です。それに何と座席が7つあります。運転席と助手席に後部2座席、さらに3座席あります。人座席を倒せば相当な荷物が乗ります。(軽自動車もどきで7人も乗れるのです。)
 バスは日本であれば、スクラップ工場でしか見られない代物が走っています。しかし、最近は立派な市内バスもはしっています。(冷房・テレビ完備)値段は立派な市内バスが3元(45円)とするとおんぼろバスは1元(15円)です。同じ路線を走る場合もあるので、安い方を選ぶ場合もあります。ただ、安いバスに乗るとドアが半開きになったり途中でエンストしたりします。(冬は暖房もなく、ドアの隙間から寒い風が吹き込みます。)
 本当に豊かさと貧しさが併存している国です。その一部だけが日本で誇張されて報道されています。そんな中でも中国の人はマイペース(他人の目を気にしない)で生きています。中国にいると日本人は過剰に他人の目を気にしていることに気づきます。戦前中国に住んでいた人が、中国時代は本当にのびのびしていたというのを聞いたことがありますが、これは本当だと思います。
 明日は日曜日です。元気があったら教会へ行こうと思っています。