新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国での食生活報告(朝食編)

 今日は午後2時過ぎからD区へ行って日本文化祭に参加します。以前は外国文化祭で、アメリカやドイツなどと一緒にあっていたのですが、日本人の先生で熱心な方がいて、独立した日本文化祭になりました。内容は劇とか踊りとか歌とかです。各学年の出し物があります。(4年生は忙しいので出ません。以前は大学院の1年生が出ていました。)詳しいことは明日報告します。
 さて、今日はおじさんたち(ツマクマとおじさん)は何を食べて生きているのかについて報告します。おじさんも以前外国に住んでいる日本人は何を食べているのだろうと思ったことがあります。日本食なのか現地の食べ物なのかです。読者の皆さんも、日本食をたべることができるのだろうか、また、中国の食べ物ばかりで飽かないのだろうかなどと思っていると思います。今日はその疑問に応えるべく書きます。
 結論から言えば、ほとんど日本で食べている食事と同じです。まず、今日は朝食から報告します。おじさんは子供の頃から朝はパン食です。旅行をして旅館で和食の朝食が出ると困るほどです。最初中国に来た時、パンが売っているだろうか心配でした。ところが普通にパンを売っています。おじさんの街では「華生園」というパンのチェン店があるほどです。
 スーパーにも焼き立てパンコーナーがあるほどです。ですからパンには全く不自由しません。色々なお店のパンを買いましたが、今利用しているのは、永輝スーパー(「ヨンホイ」と言います。)のミニクロワッサンです。これは日本でも売れるレベルです。8個入りで3.8元(50円)です。たくさん買って冷凍しています。飲み物はインスタントコーヒです。本物もあるのですが面倒なのでこれにしています。ネスカフェもあります。甘いやつで30袋くらい入って35元(500円)くらいです。
 まだ中国ではコーヒーを飲む習慣が少ないので、試飲して販売しています。段々中国でも食事の洋風化が進んでいます。マックやケンタッキーなどは日曜日などは行列ができています。さすがに中年以上の人は少ないのですが、若者や子供には大人気です。おじさんくらいの年代でマックで食事している人は少ないので、多分外国人か上海など都会から来たひとだと思われていると思います。
 明日はパンとコーヒの他は果物をふんだんに食べています。時間がある時は卵料理などをしますが、時間がない時や、余り食欲のない時は果物にヨーグルをかけて食べます。実は中国では乳製品は牛乳とヨーグルくらいしかないのです。チーズはほとんどありません。バターな何とほどんど見かけないのです。逆にジャムとかの方が良く見かけます。
 果物や日本に比べれば豊富な上に信じられないほど安いです。日本の物価から比べても安いのですが、中国の他の商品の値段に比べても安いと思います。中国では、政策的なものもあると思うのですが、食料品が信じられないほど安いです。食生活だけなら1日20元(3000円)以下で生きていけます。
 それでも安く売っている傷ものの果物などは売れていません。やはりメンツがあるのかもしれません。中国は豊かそうで貧しく、厳しそうで緩やかであり、まさに混とんとした世界です。その一部だけを切り取って報道しても本当の姿は分からないと思います。いつも日本の中国報道を見る度に思います。ある時間住んでみて本当の姿が分かると思います。今日は朝食編で終わりました。いつか昼食・夕食編を書きます。明日は休業日でのんびり過ごします。