新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

キャンパス移動報告

 今日から授業です。今日は朝1コマだけなので、今はマンションに帰ってこれを書いています。まさにおじさんの優雅な定年生活です。日本にいて頑張っている年金生活者の皆さんには申し訳ない気がします。ただ、中国語も知らず、度胸だけで生きていくにはそれだけの勇気がいるのは当然です。街でばったり倒れても、「救急車を呼んでください。」とか強盗に襲われても(おじさんの街ではほとんどその可能性はないのですが)「助けてくれ。」と中国語で言えないのです。
 読者の皆さんで勇気のある方は是非中国で日本語教師をしてください。ただし、定年後年金をもらえる方以外は帰国後の生活保障がないのでお勧めできません。はおじさんの大学の学長レベルの給与をもらっても、日本のお金に直せば大卒初任給にも及ばないと思います。
 さて、最近キャンパスに関するうわさが流れました。今日そのうわさを確認したので、それについて以前書かなかったことを書きます。うわさは、現在3年生と大学院の1年生までがいるDキャンパスから、新3年生と新4年生それに現在の大学院1年生がA区に戻ってくるというものです。実は今年から従来と変わって、3年生と大学院の1年生がDキャンパスにいることになったのです。(それまでは、3年生以上はA・B キャンパス居住)
 来年からは全学年と大学院の2年生(中国の大学院は3年制)がD区で生活する予定になっていたのです。そうなるとおじさんは毎日D区に行くことになると覚悟していました。ところが、今日3年生の学生さんと帰りのスクールバスで出会ったら、今からアパートを探しに行くとの話しでした。来学期からA区に来るようになると、学長が確約したのだそうです。
 おじさんの授業の大半は3・4年なので助かります。実はD区では学生数が増加するはずなのに学生宿舎の増設がなされてなかったのです。どうするのだろうと思っていたら、従来通りに学生がこちらに来ることで解消させるようです。しかし、うちの学院(外国語学院)の先生方はD区にマンションを買ったのに授業が従来通りだったら、そこからまたスクールバスでA区に通うことになります。
 日本であれば大問題になりそうですが、そもそも学生の移動も突然なので、先生方も反対しようがなかったと思います。朝令暮改は中国の特徴なのです。おじさんは特に4年生の卒業論文指導があります。キャンパスが遠いと学生さんと会うだけでも大変なので、本当にうれしいです。また、このキャンパス内や周辺の商店街の人も現在は学生数が減少して売上が低下していましたが、学生が戻ってくるので喜んでいると思います。
 何と言っても3・4年だけでも膨大な数に上るので大きいと思います。ただどの学院がこちらに移動するのか不明です。とにかく職員会議のようなものや、大学ニュースのようなものがないので何も分かりません。学生さんの噂が頼りです。ですから、学生さん同士はいつも情報交換をやっているようです。ある学生がきいた噂はあっと言う間に広がるようです。
 明日も授業です。そろそろ卒業論文が出来上がる学生さんがいるので、そちらも見なければなりません。これから6月6日の卒論諮問会まで忙しいです。