新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国に帰りました。

 今日は中国のおじさんの街は25度でとても快適です。日本にいる時は毎日30度以上で真夏日でした。最初に涼しいと感じたのは中国のおじさんの街の空港についてからです。ほんのわずかですが、機内から外にでたら、ひんやりしていました。時間は中国時間で6時過ぎです。
 
 一瞬あれと思いました。そしてマンションまでのタクシーの中もとても涼しかったです。それで今日も涼しい1日です。ところで先週の金曜日に電話を中止したのでADSLの回線を利用していたので、ついでにインターネットも使えなくなりました。今日からやっと中国に来てこれを書いています。
 
 帰国までは比較的順調でした。出発は日本時間の9時50分です。空港のある街に住んでいる次女の家から出発しました。おじさんの利用している空港は街に近い空港です。ですから逆に朝の8時前後は渋滞するのです。特に空港周辺は幹線道路が通っているので渋滞がひどいです。
 
 そこで7時半にでました。ラッシュの直前だったので8時ちょっとすぎにつきました。ほとんどの飛行機が9時半過ぎの出発なので、受付カウンターも入国管理カウンターもすいていました。これが9時近くになると大変な行列になるのです。
 
 日本での受付カウンターでも、最終目的地までの搭乗券を発券してくれ、おまけに手荷物も最終目的地まで一貫して運んでくれました。こうすると上海で乗り継ぎ手続きをしなくて良いのでとても助かります。またそのような乗り継ぎ客にはワッペンをくれます。これをつけていると、出口で手荷物検査をうけなくてすむのです。
 
 上海到着は現地時間10時20分でした。おじさんの街から上海までは1時間20分なのです。この時間は東京へ行くより近いのです。上海では空港でワンタン麺を食べました。39元(約550円)です。マックのセットメニューが33元(500円くらい)ですから同じような値段です。豚骨風でおいしかったです。ツマクマはスパゲッテイにしました。値段は同じです。
 
 中国での入国手続きは簡単に済みました。ところが国内線の入り口のチェックで、カッターの刃が問題になりました。ほんの1枚くらいだったし、日本の空港では問題にならなかったのですが、中国の検査で問題になり取り上げられました。(スーツケースだと問題にならないのですが)中国の検査では爆発物を持っていないか、特殊な機械を体にあてて検査していました。
 
 日本の空港でも今まで以上に検査が厳しく、撮影関係の人はすべの機材を出して検査するよう指示されていました。おもしろいのは、日本での手荷物検査は民間のガードマンですが、中国では全て公安局の係官です。考えてみれば、身体検査をしたり強制的に荷物を民間人が検査するのはおかしいですね。
 
 上海からは1時間くらい遅れました。出発予定時刻の10分くらい前に飛行機が到着したので、いくらなんでも定刻に出発するのは無理だと思ったらやはり1時間くらい遅れました。偶然となりの席に日本人の方が乗り合わせました。おじさんの街には日本人が600人くらいしかいないので珍しいです。
 
 空港からはタクシーです。今高速道路が工事中で下道(一般道)を通りました。今まで一度も通ったことのない街がたくさんありました。空港からおじさんのマンションまでは高速だと40分くらいです。今回は道がすいていたのでほぼ同じくらいの時間で行けました。中国のタクシー料金は安く60元(800円)くらいです。
 
 結局マンションに到着したのは午後7時過ぎでした。しかし、朝食を日本で食べて、昼食を上海で食べて、夕食を中国西南部のマンションで食べるのですから地球も狭くなったものです。かって遣唐使が苦労して渡った海をわずか1時間ちょっとで渡り、遣唐使が上陸して1月近くかかって長安まで行ったのに、海岸からの距離で言えば同じくらいのおじさんの街へ2時間半で行けるのです。
 
 こうして無事おじさんの中国の自宅マンションへ帰りつきました。帰ってからの奮闘については明日書きます。今日はとりあえず買い物です。