新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

帰国後報告

 今日も曇りで結構過ごしやすいです。多分気温は29度くらいでしょう。34度近くあった日本のおじさんの街から考えれば夢のようです。今中国時間で10時です。日本であれば11時と言ったところですが、クーラーも不要です。こちらに帰って3日目になりますが、一度もクーラーを使っていません。
 
 経済は相変わらず不調のようですね。円高はやみそうもないし、アメリカの株価も下落し、それにつれて日本の株価も下落しています。中国では相変わらず公共事業が盛んです。マンションの近くの幹線道路の歩道もタイルを張り換えています。2年前から建築中のマンションもほぼ完成しつつあります。
 
 それまで店を構えて商売をやっていたところも、マンションの完成とともに露店をたたまなければならなくなりました。しかし、そんなに簡単にあきらめる市民ではありません。夕方だけ店を出してやっています。本当に中国の人はたくましいです。
 
 大学はまだ夏休み中なのでがらんとしています。帰るとすぐいろいろなことがありました。まず、明日から大学地区全体の電気工事で一斉に停電します。(朝8時から夕方6時まで)こんな真夏に停電したら、冷蔵庫もクーラーもアウトになって大変なのですが、張り紙一枚(おじさんのマンションの入り口に手書きで表示されていました。)でやるのです。各自工夫をして善処してくださいみたいなことが書いてありました。
 
 がっぽり買い物した後なので大変です。野菜などはボイルしておくことにしました。困ったことは重なるもので、パソコンの音声がアウトになりました。メデイアプレイヤーもだめです。スカイプを使った電話もできません。今はどうにもならないので、知り合いの学生さんが帰ったきたら見てもらおうと思っています。インターネットなどは順調に動いています。
 
 それから、去年に続いて大学院生のスピーチコンテストについて頼まれました。これは9月に第一次予選があって、それにパスすると本選が11月に上海であります。全国規模の大学院生のスピーチコンテストなのです。去年はツマクマが頑張って指導したおかげで、全国3位になりました。この大会は上海の新聞にも掲載され、上海総領事館からも領事の方が出席されるレベルのものです。
 
 今年は上海万博に関するテーマです。日本に来る時は大勢の子どもが上海に行っていましたが、こちらに来る時はそれほど子供は見かけませんでした。どの程度の入場者なのかは分かりません。とりあえず、スピーチ内容についてはおじさんの担当なので見なければなりません。今年はそれまで会話を指導していた先生が退職したので、まだ新しい会話の先生が来ていません。多分またツマクマが発音指導などを頼まれると思います。
 
 街も少しづつ変わっていました。おもしろいのは、それまでお店だったところが、なぜか公衆トイレになっていました。そう言えば以前あった公衆トイレ(移動式のトイレ)がなくなっていたので、その代わりの施設かもしれません。近くのスーパーも思いなし客が少ないような気もしました。
 
 ただツマクマに言わせると、野菜などの値段は思いなし値上がりしていると言っていました。おじさんもそんな気がします。世界的なデフレの中で中国だけは緩やかなインフレなのかもしれません。今日はツマクマは日本人夫人会の会合へ行きます。帰るやいなや電話があって今日のお出かけになりました。
 
 明日は停電なので買い物は無理です。(エレベーターも停止するので)おじさんの考えでは、いつ衆議院解散総選挙があるかもしれないので、総領事館へ行って海外在住者の選挙登録をする予定です。今日はのんびり過ごします。