新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

昨今大学点描

 今日は朝から濃霧だったので、これはやばいと思いました。経験的に雨でもないのに濃霧の場合は、天気になると分かっていたからです。今日は昨日と違って、3.4時間目です。朝10時10分から11時50分までです。朝9時半過ぎにマンションを出たのですが、すでに暑くなり始めていました。授業が終わって帰る頃にはすでに気温は30度近くなっていました。マンションに帰ったら汗だくです。
 
 とは言ってもいつも書くように、おじさんの街はギラギラ太陽ではなく、薄曇りなのに気温が高い状態なので助かります。それに大学構内を通ると並木道が続いて結構涼しいです。おじさんの街は中国西南部なので、植物も南方風です。(ガジュマルもどきの木が多いです。)
 
 これを書いている現在は外は30度近いのでしょうが、石つくりの部屋(床は石つくりで壁もブロックの上にモルタル張りで、外郭はコンクリート)の中は結構涼しくてクーラーも使っていません。夜はクーラーなしでOK です。
 
 さて、月曜日からいよいよ授業開始です。大学構内にも学生さんが帰ってきました。ほとんどの学生さんは帰ってきたのですが、一部ぼちぼち故郷から帰ってくる姿の学生さんもいます。おじさんの住むB区は専門課程の学生さん専用なので、新しく来た学生さんも全て大学院生か3年生です。そのため新入生向けのイベントや呼び込みはほとんどありません。
 
 D区は基礎課程(1・2年生)なので、行くと様々な業者がテントを出して新入生に加入を呼び掛けています。B区で今見かけるのは携帯電話の新規加入くらいです。学生さんの中には3年生になったのをきっかけに携帯を替える人がいるからです。大学院生の場合、学外から来る人も多いのでそんな人が対象です。
 
 大学の近くのお店も大学生が帰ってきたので繁盛しています。休み中は休業状態だったのですが、今は大勢学生さんがいます。大学近くの名門南開中学(第三中学ともいいます。)は今軍事訓練があっているようです。高校(中国では高級中学と呼びます。略称は高中)によっては軍事訓練をするのです。迷彩服の学生さんの姿を見かけました。もちろん男女問わずやります。
 
 D区では間もなく新入生の軍事訓練が始まります。以前は軍の駐屯地でやっていたのですが、学生数の増加などで、今は大学キャンパスの運動場や道路で訓練をやっています。訓練が始まったらまた書きますが、行進や集合、解散などの訓練です。日本の高校でやった集団訓練を軍人さんがやっていると思ってください。
 
 中国の学生さんは日本のように小学校から行進の練習や集合、解散の練習をしていないので、全体にへたです。おじさんの大学の新入生は小学生のころからひたすら勉強だけをしてきた秀才型の学生さんが多いので、それも原因で軍事訓練が下手なのだとおもいます。中国は行進の時足を曲げない、首領様の国と同じやりかたをします。手の動きも独特です。ですから、よほど練習しないと上手に行進はできません。(ドイツ・ロシアなども同様の行進をします。世界的に見ても足を曲げて行進するのは日本くらいです。)
 
 大学の周りの歩道も今やり直しています。この街ではいつも歩道を修理したりやり直したりしています。いまやっているのは、何と以前やり直して貼ったタイルの上からまた別の石板のようなものを張っているのです。タイルの上から石板をセメンで張り付けるなど日本では考えられないのですが。
 
 また、信号機を増やす代わりに歩道橋を設置しています。以前日本でも歩道橋を設置したのですが、高齢者や障害者にとっては不便なので、しだいに信号に置き換えられたのですが、中国は信号機が出来る前に歩道橋の方ができています。今急速に歩道橋が増加しています。
 
 まだまだ大学構内にはおもしろいことがたくさんあります。ぼちぼち書いていくのでご期待ください。明日はD区へ行きます。D区へ行くのは久しぶりなのでどうなっているのか期待しています。D区には木曜日と金曜日に行きます。今日はツマクマは昨日書いたように総領事館の婦人会へ行っています。