新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

中国大学風景様々

 今日は曇りから晴れになり気温も25度くらいになりました。結構暑くなりました。簡単には秋にならないようです。授業もA区とD区の両方で、午前中はD区でスクールバスに乗って行きました。マンションに帰るやいないや、昼食をとって1時間休憩して2時からまた授業に出かけました。終了が4時10分です。これで今週の授業は終わりです。
 
 さて、今日は最近の中国のおじさんの大学の風景を報告します。明日まで留学生の文化祭があります。先日の各国別展示では、わが日本コーナも奮闘しました。もちろん反日的な言動など皆無です。中にはTシャツに日本語を書いてくれという学生もいました。
 
 実は問題がありました。法被を着て活動していたのですが、ある留学生がそれを着たいというので着せました。ところが、彼は皆に見せに行くといったまま戻ってきませんでした。結局法被は行方不明です。そこで日本人の留学生に彼に聞いてほしいと頼んだところ、留学生部の副部長さん(日本語が話せる)から電話があって、彼は知らないと言っているが、おじさんたち夫婦と立会で話し合いがしたいと連絡がありました。
 
 もし問題がこじれて留学生が自分の大使館などに苦情を訴えたりしたら面度なことになるので、法被はあきらめました。なぜ留学生の問題で心配したかというと、十年くらい前ですが、中国のある街の大学で、日本人教師と日本人留学生がちょっと卑猥なダンスをして、中国人学生が激怒し、大学全体を巻き込んだ騒ぎになったことがあります。それを知っていたので、簡単にあきらめたのです。
 
 今大学は会社説明会のビラが盛んに出ています。今日見た会社は希望する職種や募集人数、地域ごとの募集数などを書いていました。どうも地域限定の職種と本社採用(本社は中国では総部となっています。)に分かれています。試験はまず教養試験・次に専門試験・一次面接・二次面接・本社での最終面接となっていました。
おもしろいのは、学生寮の前にもビラがはってはあったことです。多分その寮の学生の専門と会社の希望する職種が合致するのでしょう。(建設会社だったので、その寮の学生は建築学部なのでしょう。)
 
 昨日は新任の外国人教師の歓迎会でした。日本人の新任教師は二人ですが、出席は一人でした。主催は外国語学院(外国語学部)です。アメリカ人の人が今回は6人くらい来たようです。英語クラスは5クラスあるので、(他に日本語学部2クラス・ドイツ語学部1クラス)外国人の教師のなかでも一番多いです。また、英語教師の需要も多いので、中国国内旅行(ワーキングホリデー)も兼ねて、1年位の短期間で次々に大学を替わる先生も多いそうです。(日本語はそれほど需要はありません。)英語は英語学部以外に全ての学生が必修です。
 
 食事会は、街のレストランではなく、ホテルのレストランなので料理も高級でした。乾杯はワインが出ました。中国の宴会(食事会)というと白酒が有名ですが、おじさんの学部のような上品なところでは、ワインかビールです。外国語学院主催なので、英語ができる中国人の先生が出席しました。学院長(女性)と副学院長(男性)も出席しました。日本と違って、えらい人の方からお酒をつぎに来ます。
 
 ツマクマが言っていましたが、学院長の先生の英語はとてもきれいだったそうです。概して、中国人の英語の発音はきれいです。特に英語学科の先生の発音は明確でとても聞きとりやすいです。英語の意味を知らなくても、発音がきれいかどうかはすぐ分かります。アメリカ人の先生も発音が明確で聞き取りやすかったです。
 
 今日は、ブログを書いた後夕食を食べてイギリス音楽祭(UKミュージックフェステイバル UKはユナイテッドキングダム 連合王国の意味)を聞きに行きます。