新おじさん教師のひとりごと

長年高校教師をした後、中国の大学で日本語を教え、3年間過ごして帰国しました。今は引退して年金生活です。個人的な意見を書いています。

世相雑感

 今日は朝から雨でした。小降りなのですが、どうも一日中続きそうです。気温も20度を下回っています。明日は16度くらいまで下がるようです。本格的な秋を到来です。それに来週は11月になります。去年は11月下旬には暖房をいれるくらい冷え込みました。
 
 今の予定ではツマクマが11月下旬に日本に帰国します。12月の初めに父親の法事があるからです。母親もすでに90歳近いので、これが最後の法事になるだろうと思っています。(13回忌です。)それが分かっているので、今回は兄弟の他に孫たちもくるようです。すでにひ孫まで3人います。(孫は8人です。)
 
 今日はツマクマは体操教室(ヨガ)が終わった後、大学の主任の先生から今建築中のマンションの壁紙を貼ったので見に来ないかと誘いがあって行きました。マンションはいつも話題になるD区のキャンパスのはずれにあります。壁紙は日本製を使っているのでお呼びがかかったようです。
 
 昨日の補欠選挙は当然の結果で一喜一憂することはないのですが、何かと話題作りに励むマスコミのおかげで、民主党も大変です。おまけに円は80円台に突入するし、日本社会も大変です。アメリカも従来の消費志向から節約志向へと変化しています。金利も緩和傾向が続きドル安を容認する動きになっています。
 
 そうなれば、円高に進むし、その上現在の状況は世界中が通貨切り下げ競争に走っているようです。つまり過剰生産を輸出で補おうとしているのです。今世界的にみて一番大きな需要があるのは中国です。しかし、中国と言えどもアメリカがこけたら輸出先が見つかりません。実はこれまでの世界中の好景気はアメリカの過剰消費の上に成り立っていたのです。
 
 中国は何とか内需拡大でやりくりしたいところですが、世界中の需要減少の中で、現在の過剰生産を維持できるか難しいでしょう。今中国に積みあがっているドル資産を使って、どんどん資源を輸入し、それを国内のインフラ整備に充てるなら、何とかなるかもしれません。しかし、日本は円高で輸出不振の上に中国とのトラブルで政冷経冷(政治も経済も冷え込む)の状態になるかもしれません。ブログなどを見ると、経済経済といって中国に頭を下げる連中が許せないとありました。今中国にも買ってもらえない、アメリカも不景気となるとどこに品物をうればよいのでしょうか。(会社では御得意先がどんなに無理難題を言っても我慢するしかないのですが。)
 
 おじさんの街角観察でも中国の旺盛な需要は衰えていないでようです。日曜日も新築マンションの内覧会があっていますが、何人もの人が来ているし、結婚ブームも続いています。結婚して子供ができるとなると、やはり自分の家がほしくなるものです。中国では共稼ぎが普通なので、一人の給料は少なくても二人の給料を合わせれば何とかローンを返せるのです。
 
 中古マンションを売る不動産屋さんにも人が訪れ、また店の前の物件を真剣に見る人がいます。ちなみに中国でも不動産屋さんはたくさんあります。賃貸借のあっせんは余りしていないようで、主として中古マンションの売買のようです。賃貸借は街のあちこちにビラのようなものを貼って(電話番号が書いてある)募集しているようです。
 
 今漫画の「三国志」を読んでいます。読み終わったら感想を書きますが、今言えることは、とてもこれだけの権謀術数を尽くして戦ってきた国と平和な時代が何百年も続いた国とでは外交能力に差がつくものだと思います。三国志を読むと「ブレない」どころか、絶えず「ブレ」っぱなしです。
 
 急激に変化する国際情勢の中でブレない姿勢を保つことなど不可能です。それに、三国志に出てくる登場人物は一癖もふた癖もあるような人物です。政治家は清廉潔白でなければならないなどと言ったら、三国志の登場人物は全員失格でしょう。
 
 かっては「英雄色を好む」などと言ったのですが、今そんな英雄がでたらあっと言う間に世論調査と選挙で落選してしまうでしょう。今日は色々仕事をしたので、ブログを書いたらのんびりします。明日から授業開始です。